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PrisonBreak Season2(14話以降)~Season5のあらすじ、24 Season6のあらすじあります。メインはTVドラマ。他に映画・音楽などのエンターテインメントやTV観戦したボクシングの感想、その他の雑感です。
男に救いがない・・・

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これはまだ、加賀恭一郎シリーズの第2作目にあたるもので、連ドラ化した「新参者」や映画化された「麒麟の翼」よりも随分前の話になるんですね。日本橋署の刑事ではなく、まだ捜査一課の刑事という設定でしたから。
先日観た「真夏の方程式」もそうでしたが、女性が殺人犯という物語は、どうしても何らかの悲しい事情が含まれますね。
咄嗟とはいえ、浅岡未緒(石原さとみ)は風間を殴り殺し、その現場にいた高柳亜希子(音月桂)と斎藤葉瑠子(木南晴夏)は、「眠りの森の美女」を上演するために隠し通しました。
未緒は病の進行があるため、最後の舞台になるから中止にしたくない。亜希子は男よりバレエを選び、そのせいでこうなったのと、単純に公演の中止をしたくない。葉瑠子は、未緒の病の原因が自分にあるため、それを責めていたから、未緒の為に正当防衛を主張して、身代わりに自首。
一方、もう一人のバレエ団の仲間の森井靖子(大谷英子)は、梶田康成(平岳大)への恨みから、あるトリックで彼を殺害して自殺。
発端は亜希子に原因があり、2つの殺人事件も、亜希子が青木一弘(加藤虎ノ介)との仲を丸く収めていれば発生しなかったはず。
男女間の恋愛が原因だから、女性たちに同情しがちですが、だからと言って殺された男に救いがあるわけでもないのがこの作品ですね。風間利之(内田朝陽)は何も悪いことはしていないどころか、先輩の青木を思っての行動だったんですから…。
しかしまぁ、加賀恭一郎(阿部寛)は主人公だから別として、バレエ団の彼女たちや死んでしまった画家の2人、そして加賀のパートナーの太田(柄本明)が、上手く絡んで描かれてますよね~。
犯人に関わる人達は描かれて当然ですけど、今回はその犯人が被害者とは直接関係が無く、隠蔽してる仲間の1人が関係者だから、繋がりを推理しても中々繋がりませんでした。まぁ、だから東野圭吾の作品は面白いのが多いんでしょうね~。
そういえば、バレエのゲネプロのシーンがありましたが、通常のっていうか、芝居のゲネプロは演出家がダメ出ししながらってことは無いはずなんだけど、バレエなんかはあれが通常なんでしょうかね。そこだけは「?」でした。
あ~それと、あの石原さとみのピルエット。濃いメイクだから、別の人が踊ってるのかと思ったんですが、アレは本人なんでしょうかね。彼女、バレエできるんだぁ…。っていうか、役者だから、今回の役作りとして会得しなきゃいけないか…。
阿部寛のライフワーク的なキャラになりつつある、この加賀恭一郎シリーズ。まだまだ原作は残っているので、阿部寛さえ嫌がらなければ、今後も制作を期待できそうな気がします。
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原作:眠りの森/東野圭吾

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