2013-08-08 (Thu) 18:34
震える牛

まずはポチッとお願いします→fc2バナー  

全5話ですが、一気に観ちゃったので、この記事1つでまとめちゃいます。

東電批判を扱うようなドラマと同様、これもまた地上波の民放では絶対に作れないような内容でした。タイトルから判るように、BSEが関係しています。でも、それだけなら民放でもやれそうですが、そこに食肉偽装が加わっているのです。明らかに、ミートホープの事件を参考(そのまま!?)にしていますね。

最初は、5年前に起きた未解決の殺人事件の再捜査を、田川信一(三上博史)が調べるところから始まります。捜査していく内にミートボックスという食肉加工会社が浮上するも、この時点では、殺人事件と食肉偽装は全く結びつきません。

まぁ調べていく内に、それぞれの人間関係から2つが繋がっていき、殺人事件と食肉偽装が解決するという展開なんですが、それが結構面白かったです。

田川の上司である宮田次郎を演じる佐野史郎。最初は田川の味方っぽかったんですが、そんな訳はないだろうと思ってたらその通りで、ラス前あたりでの裏切りは予想通り。

偽装をしていたミートボックスの社長・八田富之を演じていた古田新太は、すんげぇイケナイ事をしているけど、終始ほぼ笑顔というキャラで、それが彼の怖さを表現していました。やっぱこの人、芝居が巧いです。

八田に脅され、ミートボックスの商品を扱わざるを得ない立場にいた、大手スーパーのオックスマートの取締役・滝沢文平を演じていた小林薫も同様に巧かった。

会社が大きくなれば、イメージダウンを抑えるために隠蔽してしまうという会社の体質。儲かって、バレなければ何をしてもいいという思考の会社社長。こういう奴ら、おそらく今でも絶対にいるでしょうから、こういうのは今後も有り得る話だと思います。

ミートボックスの偽装がバレる発端は、ミートホープ雪印食品と同様、内部告発者がいたからだけど、こういう勇気ある人物が会社にいることを望みたいですね。

面白かったんですが、ただやっぱり「?」と思うところはありました。内部告発者でミートボックスの元社員・小松隆(温水洋一)が、偽装レシピを盗むために会社に忍び込む訳ですが、それはニュースサイトの記者・鶴田真純(吹石一恵)に記事にしてもらうため。

鶴田は危険だからと止めるも、それしか方法がないからと決行。盗みだして、何故か、翌日に鶴田と小松が外で待ち合わせてるんですよね~。ヤバイと思ったら、鶴田が近くで車で待機して、盗んだ直後に受け取るのが普通のような気がするんですけどねぇ。鶴田は決行日も時間も知ってるんだし、編集部でただ連絡待ちしてるだけってのは、納得がいきませんでした。

あと、オックスマートがミートボックスの商品を扱っていた証拠を掴むために強制捜査に入るんですが、オックスマートと宮田が繋がっていたので、情報が漏れていて、滝沢は全てを隠します。

ただ、滝沢のセリフにもありましたが、田川の良心の訴えによる“泣き落とし”に、滝沢は負けちゃうんですよね。“良心”で解決するのもいいんですが、それまでの展開からして、個人的には“何か”があっての解決の方がスッキリしたな~と思います。

しかしまぁ、やっぱWOWOWで制作するドラマは、民放よりも突っ込んだ内容のモノが多いので面白いですね。役者陣も巧者を揃えてくるので観応えがあります。

あ、ちょっと驚いたというか嬉しかったというのがありました。田川は喫煙者なんですが、そのタバコが私と同じWinston FILTERSでした。

劇中でタバコを吸うのは、よっぽどのキャラ付けじゃない限り、その役者が普段吸ってるタバコを使うと思うので、三上博史が喫煙者だとしたらそれを吸ってるんでしょうね。でも、劇中で吸ってるタバコでWinstonを観たのは初めてだったので、何だか嬉しかったです。

連続ドラマW 震える牛 [DVD]
震える牛 [DVD]

連続ドラマW 震える牛 オリジナル・サウンドトラック
オリジナル・サウンドトラック/羽岡佳

震える牛 (小学館文庫)
原作:震える牛/相場英雄
| WOWOWドラマ 連続ドラマ 震える牛(全5話) | COM(0) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する