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PrisonBreak Season2(14話以降)~Season5のあらすじ、24 Season6のあらすじあります。メインはTVドラマ。他に映画・音楽などのエンターテインメントやTV観戦したボクシングの感想、その他の雑感です。

Category [連続ドラマ 2011年 7月クール それでも、生きてゆく(全11話) ] 記事一覧

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最終話

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クライマックスは前回だったのでしょう。今回の最終回はエピローグだったような感じがしました。亜季(信太真妃)の墓参りに、響子(大竹しのぶ)は隆美(風吹ジュン)に声をかけ、隆美と双葉(満島ひかり)と灯里(福田麻由子)が来ました。

灯里は、生まれる前の事件だし、血もつながっていない文哉(風間俊介)のことだけど、家族としてこの件を受け止めているんだなと感じられました。

響子も吹っ切れた感じで、洋貴の恋の応援ができるくらいになり、そして労いの言葉をかけていましたね。

響子が気を使って耕平(田中圭)の家に泊まることになり、洋貴と双葉は2人っきり。お互いが想い合ってることを確認できたけど、双葉はそれよりも、文哉のせいで真岐(佐藤江梨子)が植物状態になってしまったことで、母親不在になった悠里(原涼子)を憂い、彼女の母親替わりになることを選択しました。

それ以上に、双葉は「真面目に生きたい」「甘えたくない」「文哉の件は忘れられない、忘れちゃいけない」という理由でそれを選択したと告白。洋貴は、事件を起こしたの文哉であって、双葉が背負う必要はないと説得しますが、双葉の決意は固かったですね。

洋貴が双葉への告白前、「希望って、誰かのことを、思う時に感じるんじゃないかなって。希望って、誰かに、会いたくなることなんじゃないかって」と言ってました。イイ台詞ですね。

最後になるかもしれないと思った洋貴が、初めて“デート”に誘い、双葉と富士急ハイランドに行きましたけど、2人ともほんとに楽しそうな笑顔で、きっと事件以来初めての笑顔だったんじゃないでしょうか。

食事中、洋貴は文哉に面会に行くことを双葉に告げ、それは別々の道だけど、目的地が同じだというのが2人にとって嬉しいことだと言いました。双葉はそれに対し、洋貴に初めて会いに行ったことは何度も後悔したけど、会いに行って良かったという返答をしましたね。それは、目的地を同じにしてくれた洋貴への感謝の言葉なのかな…。

そしてその夜。2人ベンチに座りながら他愛のない話から始まり、お互いに段々と別れが辛くなって行くさまが辛かったですね。

双葉はこれが最後だということで、これまでの洋貴の優しさを思い出して泣いてしまい、洋貴はもう1度双葉を引き止めましたが、やはり双葉の決心は固い。

そして双葉が「帰ります」と言って洋貴に手を振るも、洋貴は手を振らない。もう1度振っても洋貴は振らない。「あの、手ぇ降ってるんですけど…」と言って、洋貴に近づいていく。「振ってるんですけど」と涙声で言いながら洋貴の胸を何度も叩く。

「黙っちゃって…無視ですか?…手ぇ降ってるんですけど」と言った後、もう泣いてしまって言葉が出てこない。そんな双葉を洋貴は抱きしめました。

双葉の「ホント言うと、ずっとこうして欲しかったです」「ホント言うと、わたし的に大分嬉しいことです」に、洋貴は「はい」とだけしか答えられない。そして「あと、足、踏んでます」という双葉の言葉で向かい合った2人。

洋貴の「何で…」という問に、双葉はきっぱりと「加害者の妹だからです」と答えました。そして一礼をし、10数歩歩いて振り向き、笑顔で右手を上げ「行ってきます」と2度言い、洋貴が笑顔で“頑張れ”のポーズ(だと思う)をすると、更なる笑顔で上げた右手を振り、洋貴に背を向けて走って行きました。

振り向かずに走っていく双葉の背中を見ている洋貴。双葉が振り向かず、そして走っていたのは、きっと、そうすると決心が揺らぎそうだったからでしょうね。

それと、“さよなら”じゃなくて“行ってきます”でした。きっと最初はサヨナラを言うつもりだったと思うんですが、洋貴の想いと洋貴への想いをより一層に感じて、これからも繋がっているということだったと解釈しています。こういう別れのシーンは、もう“切ない”としか言葉では表せないです…。

そして洋貴は、駿輔(時任三郎)から来たハガキの住所を元に彼を訪ね、駿輔は1度だけしか文哉に面会できず、それでも文哉がその時に「お母さんの顔をどうしても思い出せないんだ」という助けを求められたことを生きる希望としていることを知り、写真を託されました。

洋貴は文哉と面会。文哉の「妹どうしてる?…妹」という問に、「もう、お前の妹じゃないよ、彼女は」と答えた洋貴。これって、どういう意味なんでしょうね。兄に依存すること無く、自分の道をしっかりと歩き始めたということでいんでしょうかね。

面会時間の最後、洋貴は文哉に写真を見せました。すると文哉は涙を流してましたね。これは、文哉が“心”を取り戻しかけてるという事なのかな…。

洋貴と双葉は、文通で交流というか、愛を育んでいるというか、そんな感じでした。メールじゃなくて手紙ってのがいいですね。それらの手紙を御籤のように、それぞれが木の枝に結んでいます。いつかきっとという願いでのことなんでしょうね。

「遠山さん、朝日を見て、眩しくて、遠山さんの今日1日を思います」
「深見さん、こうして朝日を見てるとどうしてか、深見さんも同じ朝日を見ている気がします。いつもあなたを思っています。私が誰かと繋いだ手のその先で、誰かがあなたの手を繋ぎますように」
「繋いだ手に込めた思いが届きますように。悲しみの向こう側へ」
「悲しみの向こう側へ」
「進め」
「進め」
「進め」
「進め」

洋貴は前進を考えている時に、15年前に借りたままのビデオを思い出し、返却しに行きました。洋貴の中では、これでやっと時間が動き出すことになるのかな。

遠山家も深見家も、とにかく前を向いて生きて行くということが描かれた最終回でした。感想として“○○なんでしょうかね”とか“○○なのかな”となってしまうくらい、ハッキリとした解決が描写されている訳ではありません。だけど、このドラマはそれでイイと思います。

洋貴と双葉の会話に多用された、“○○っすか”“○○的に”などのイマドキの言葉が、一見今の若者を描きつつも、彼らの距離感を感じられるという巧い描写でしたね。その距離感が、他の人物の描写の時に効いているようでもありました。

Mother」にしろ今回のこのドラマにしろ、坂元裕二はちょっと捻った感じで家族を描いています。ベタだと“ベタすぎ”と言われてしまう。かといって捻って重たくすると視聴率が取れないというジレンマがあるとは思いますが、ホン・演出・役者が揃えば、クォリティの高いドラマは作れる。

Mother」で改めてそれを示し、このドラマでそれを踏襲してますが、他のドラマプロデューサーが見習ってくれるかどうか…。

とにかく、今年は絶賛できるドラマに出会えないと思っていたので、このドラマは嬉しい誤算でした。坂元裕二の次回作に益々期待をかけちゃいます。勿論、そう連続でできるとも思ってはいませんが(笑)

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届かなかったのか

10話

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何というか、やはり文哉(風間俊介)の心は荒んでいたというよりも、無かったといった方がいいくらいに病んでいたんですね。

文哉の記憶によれば、彼の母は半分育児ノイローゼにかかっていたようで、双葉(満島ひかり)が赤ん坊の頃、彼女が泣き出すと「あ~、いやだ」と言っていたらしく、そして文哉に「あなた達が生まれてこなければ、何回もハワイに行けた」と言っていた。

母は洗濯物を持ってベランダに行った時、文哉が「お母さん、何処行くの?」と尋ねた際、「天国よ。天国のハワイよ」と答え、ベランダから落ちたという。

これは文哉が後に捏造したものではなく、育児ノイローゼになっていたとすれば精神をやられており、ふとした瞬間に自殺してしまう事も考えられます。それを目の当たりにした幼い文哉には強烈な記憶として残っているんでしょうから、やはり事故ではなくて自殺なんでしょうね。

駿輔(時任三郎)が家庭を顧みなかったことも一因かもしれません。きっとその頃の駿輔は、家族をあまり大事にしていなかったんですね。

響子(大竹しのぶ)が隆美(風吹ジュン)の元を訪ね、「娘を殺された母親の苦しみと、殺人を犯した息子の母親の苦しみに、何の違いがあるんだろう」と思っていた隆美に、響子は「私たちは同じ乗り物に乗っていて、降りることはできない。行き先は、一緒に考えないと」と、救いの手を(?)を差し伸べてましたね。

これまで響子を恨むことで生きてきた隆美にとって、響子のこの言葉には戸惑いがあって当然でしょうね。と同時に、感謝と解放された気持ちもあっての涙でしょう。響子は強くなったというか、しっかりとしてきましたね。

そして、問題の文哉。自分の手足をガムテープで縛り、「あ~、お腹空いたなぁ」と呟いてプールに背中から落ちて行きました。でも、洋貴(瑛太)と双葉に発見され、洋貴の「逃げるなーっ!」という言葉と必死の心臓マッサージと人工呼吸によって助けられ、3人で食堂へ。

助かった文哉は「また自殺するから」と言うも、洋貴は「じゃあ、また助ける。何回死のうとしても助ける。逃さない。…色々聞いた。お前が自分自身を怖がっているみたいなことも。怖がってお前、…自分の子供が生まれる前に殺したことも。亜季(信太真妃)に、生まれてこなければ良かったって言われたことも。そんな下らない事で殺したんだ」と言い、テーブルを拳で叩く。

ずっと俯いていた文哉は、それで現実に引き戻されたようかの如く、目を泳がせながら「まだかな…」と、先程オーダーしたオムライスを気にする発言。

洋貴は続ける。「俺さ、ずっとお前のこと探してたんだよ。(懐からナイフを取り出してテーブルに置き)これで殺そうと思って。暫く持ち歩いてたんだ。多分あの時、この人に止められなかったら、お前のこと刺して、殺して、今頃刑務所に入ってて、ってなってたと思う。

で俺は…まぁ、何も感じないまま、そういう運命かって、普通に受け止めてたと思う。でもそうじゃなくなった。この人に止められて、この人と知り合って、俺多分…俺変わったんだ。(ナイフを懐にしまって)…色々あったんだよ。あれから色々。この人とも色々あったし、母親とも色々あったし、お前の両親とも色々あって…何て言うかこう、縺れた釣り糸、1つ1つ解くみたいにして。だけど時々針とか、グイグイ刺さって痛くて、知らなかった方が楽で、知るのが痛くて…息詰まって…でも知りたくて。

…だんだん…だんだん何か解けてきたら、俺ホント、どうしたいのか判らなくなった。今も判んない、判んないんだけど……もうお前を殺そうなんて思えないんだ。…亜季がさぁ…何のために悲しいお話があるのかって、訊いてきたことがあった。何でわざわざ人間は悲しいお話を作るんだろうって。

亜季が殺されて、友達が犯人でバラバラんなった家族があって、兄貴の無実信じながら、苦しんで信じながら生きた人がいて、悲しい話ばかりで、逃げたくなる。だけど逃げたら、悲しみは残る。死んだら…殺したら…悲しみが増える。増やしたくなかったら…悲しいお話の続きを書き足すしか無いんだ。

…いつかお前が、人間らし心を取り戻して、初めからやり直して、償いを……いや…違うかぁ。そんな話どうでもいいんだ。どうでもいい、どうでもいい。今の話、全部忘れていいよ。

……ただ、たださぁ。…今朝、朝日を見たんだ。昨夜ずっと眠れなくて、朝方トイレ行って。トイレ、便所臭くて。窓開けたら朝日が見えて。便所臭いトイレの窓から朝日が見えて。そんな事、あそこに住んで1度も感じたこと無かったんだけど、また今日が始まるんだなって。楽しくても、辛くても、幸せでも、虚しくても、…生きることに、価値があっても、無くても、…今日が始まるんだなって。

…あの、便所の窓から、この15年間毎日ずっと、今日が始まるのが見えてたんだなって……。(涙ぐみながら、テーブルの上にあった文哉の両手を両手で握り)……上手く言えないけど、文哉さ……俺はお前と一緒に朝日を見たい。一緒に見に行きたい。もうそれだけでいい」

と言った洋貴が文哉を見つめると、俯いていた文哉がゆっくりと顔を上げ、キッチンの方に目線をやる。そして彼が言ったのは「ご飯、まだかな」でした。握られた両手を引っ込め「お兄ちゃんお腹すいてんだ。……自首すればいんだろ?謝ればいいのか。ごめんね、洋貴。…双葉、ごめんね」と、何とも心ない言葉を続けました。

2人は絶句。双葉はもう号泣状態。そして運ばれてきたオムライスを、洋貴は笑いながら、双葉は泣きながら頬張りました。こんなに洋貴が思いの丈を言ったのに、文哉には届かなかった。いや、理解できなかったのかもしれませんね。

悔しくて悲しい双葉は、付き添った警察署の前で、出頭する文哉の背中にキック。倒れた文哉を仰向けにして叫びながら殴りました。あの効果音からすれば、おそらくグーパンチでしょう。止める洋貴を払い、また1発、2発。抵抗すること無くそれを受け続ける文哉。

警察署の前ですから、警官も止めに入ってきました。これで次回に続くとなったわけですが、もう文哉の心の病は治りそうもないですね。まぁ、そんな余地があるなら、既に別の行動を取っていたでしょうから。

でも、駿輔も隆美も双葉も、そんな文哉を今後も背負っていかなければならない。洋貴も響子も、何をどうすればいいのか、また判らなくなるんじゃないでしょうか。

立場が真逆の2つの家族が同じ乗り物に乗り、今後の行き先をどうするのか、見届けたいと思います。もしかすると、見つからずに終わるのかもしれませんね。それを見つけるために、生きていくということになるのかな…。

今回は、ちょい長めの大竹しのぶの台詞も良かったですが、それ以上に瑛太が長台詞で頑張っていましたね。ちゃんと心情が伝わってきたし。いい役者になりましたね。このドラマは、ホントに良い役者とホンを揃えてます。視聴率とクォリティが反比例しちゃうのは仕方が無いのかなぁ…。

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死に向かってる!?

9話

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文哉(風間俊介)の闇は駿輔(時任三郎)にあったって事なんでしょうか。文哉に言わせれば、駿輔が見殺しにした、と。駿輔に絶望して、文哉と双葉(満島ひかり)に疲れて、2人の目の前で、2人を見ながら夜のベランダから飛び降りた、と。

警察の現場検証や近所の人の目撃では、洗濯物を取ろうとして誤っての転落。勿論、駿輔がいない時の出来事でしょうから、駿輔はそれを信じるしかない。どっちが正しいのかは問題じゃない。文哉にはそう見えたというのが問題ですね。となれば、その頃の駿輔は家庭を顧みていなかったということなのかな。

その時に文哉は“生まれてこなければよかった”と感じた。で、それがNGワードになってしまってるんでしょうか。ただ、文哉は誰でも良かったと言ってましたよね。その“殺意が目覚める瞬間”ってのは、じゃあ何なんだ?って感じです。

文哉が家に戻ってきた時の言動も変ですよね。
「僕は何処で寝ればいいの?」
「お父さんちゃんと働いてんの?」
「晩ご飯何?」
「死んだ人はいいよ。死んだ人は死んだらそこで終わりだけど、殺した方は、殺した方は生きて行かなきゃいけないんだよ!お兄ちゃん、お兄ちゃん可哀想なんだよ!」
っていうか、家に平気で戻って来られる事自体が変なんですが…。

ん~、まだまだ、いや全く文哉を理解できません…。洋貴(瑛太)が言うように、文哉は人体模型と同じで心が無い。つまりは心神喪失なのだから、普通の人には理解はできないのかもしれません。

その洋貴は文哉と対峙する際、ナイフを持って行きませんでした。あれだけ殺したいと思っていたのに、何を思ったんでしょうね。双葉との交流や、事件と向き合ってきたことで、チョットだけ心のなかに変化が出てきてたんでしょうか。

洋貴から逃れた文哉は、多分、自殺するつもりでいるかも知れません。双葉は、洋貴の車からナイフを盗り、文哉を殺しに行きました。もしそれを遂げたら自分も死ぬつもりですね、きっと。

洋貴は彼ら2人を追っていくと思いますが、気になるのは、文哉と乱闘した際に後頭部を強く打ってます。病院に行って検査をしていないですから、最後の最後に、それが原因で死んでしまうんじゃないでしょうかねぇ。

「それでも、生きてゆく」です。今のところ、少なくとも3人は死に向かってる感じがします。そうなっても、残された者が「それでも、生きてゆく」ってことなんでしょうか。

設定からして、初回からハッピーエンドなんてあるとは思っていません。辛くて、悲しくて、重くて、そんな中でも、光明が見えるラストを期待したいですね。

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またしても!

8話

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響子(大竹しのぶ)が文哉(風間俊介)と顔を合わせれば、以前の響子だろうが今の響子だろうが、堆積していた思いを爆発させることは容易に想像がついていた。

実際に顔を合わせ、文哉だと判った瞬間、とりあえずは平静を装うも、奥の部屋で過呼吸になるかのような呼吸をしながら震えており、それを抑えようと必死。

腹を決めたのか、落ち着いた様子で再び文哉の前に現れる響子。釣竿を選ぶ文哉の傍に、釣り用のハサミを見つけた響子はそれを隠すかのように手にする。それに気づいた文哉と目が合い、ここで響子が話しかける。

真岐(佐藤江梨子)の件をつきつけるも、病気だからと口にする文哉に、思いっきりのビンタ1発!ここからの響子の、心の底から搾り出すような声と共に思いを爆発させるシーンは、またしても圧巻の大竹しのぶの芝居。

「ここよ!ここに亜季(信太真妃)がいたの!あたしのお腹の中に、亜季が10ヶ月いたの!その間に、母親が何を思うと思う!?一つだけよ!健康に生まれますように。健康に生まれますようにって。毎日毎日10ヶ月間、それだけを思うの!亜季はね、女の子なのに、女の子なのに生まれた時3360グラムもあって、大きくなるね、あなた大きくなるね、って話しかけてたの。

掴まり立ち出来るようになって、台所の、家のね、台所の横の柱に、背中付けて、背測って、並んだ傷見ながら、わぁ~今年はこんなに伸びたね~。ご飯一杯食べたからだねって、笑ってたの。小学校行って、最初は、大きいランドセルが、だんだん小さく見え始めて、亜季はきっと、中学になったら、お母さんの背越しちゃうんじゃないって言ってたの。

言ってた頃にね、あなたに殺されたの!分かる!?分かる!?ハーーーッ!!あなたが殺したの!あなたが亜季殺したの!!…あたし、あなたが中学生だったとしても、あなたが心を失ったんだとしても、あたしは…あんた許さない!!」

もう大竹しのぶって、主役だろうが脇だろうが、他を寄せ付けない存在感と実力がありますよね~。このシーン、彼女には到底及ばないものの、彼女の芝居に引っ張られていたのか、風間俊介も頑張っていましたね。

だからこそ、文哉が「三日月湖に浮かぶ亜季ちゃん、綺麗だった。それだけはよく覚えてるんです。だからおばさん。そんな落ち込まないで」と言った後に、響子が丸椅子で文哉を殴ったところは、マジで文哉の頭に当たってるかのように見えてしまいました。いや~、とにかくこのシーンは凄かった!

この前のシーンで、茫然自失となった駿輔(時任三郎)が洋貴(瑛太)に助けられ、自身を悔やむシーンがありました。

こういう役柄の時任三郎はこれまでに見た記憶が無く、頑張ってるなぁと思いましたけど、やはりあそこで涙を流せていないのはNGでしたねぇ。あそこで涙を流して、鼻水まで垂らして、顔もグチャグチャになっていれば、観てるこっちも泣けてたところなんですが…。

文哉が事件を起こしたことで、双葉(満島ひかり)は益々辛くなり、死にたいと口にするも、それを一緒にいた洋貴がそんなこと言うなと怒鳴り、2人で遠くに行きたいと言いました。

深見家と三崎家の終着点は何処にあるんでしょう。いや、終着点なんてあるんでしょうか。そして文哉はどうする、どうなるんでしょうか。次回以降、益々観逃すわけにはいかなくなりました。

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殺っちゃった!?

7話

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俺の感性って、やっぱり鈍いんでしょうかねぇ。文哉(風間俊介)のような事件を起こす人間は、大抵は家庭環境や育てられ方に問題があると思っています。文哉の場合、駿輔(時任三郎)に問題があったんでしょうか。

元々厳しかった母親が事故死したことで、一体何のトラウマが残るんでしょう。駿輔が家庭に無関心で、母親は厳しかった。つまり、幼い頃から両親からの愛情を感じられなかったから、生まれてこなければよかったと思うようになった。

そんな事を思っているところに、友人の妹である亜季(信太真妃)からフランダースの犬の感想を聞かされ、自分のことを言われていると思ったから殺した…。悠里(原涼子)を殺しに行こうとしたのも、真岐(佐藤江梨子)を見て“悠里は生まれてこなければよかった”と思ったんでしょうか。

自分は可哀想な金魚。自分と同じ境遇の子は生まれてこなければ良かったはず。だから“善意”で天国に行かせてあげる。でも、その指摘をしてくる人には、訳が判らなくなってしまうという精神的な病なんですかねぇ…。

ただ、文哉自身は葛藤していましたよね。で、辛うじてそれに勝ったところをみれば、治る可能性はありそうな気はします。そんなところで真岐に言われた罵詈雑言で、多分、彼女を殺っちゃったんでしょうね。良く言えば事故ですが、でも殺意はありそうな表情でした…。

雪恵(酒井若菜)が文哉に興味を持ったのは何でなんでしょう…。人を好きになるのに理屈なんて無いですが、前の病院で、男に3000万円も貢いだなんて聞いちゃうと、ただのエロ姉さんにしか思えないんですが(笑)

雪恵の、自分は変わったというのもよく解りませんでした。男に貢ぐ女というだけの過去じゃなくて、もう少し彼女のバックボーンが欲しかったと思うのは、やっぱり俺の感性の鈍さなんでしょうね(笑)

文哉との日々を雪恵から聞き、文哉の居場所が判った洋貴(瑛太)と耕平(田中圭)は果樹園に向かいました。洋貴は耕平に内緒でナイフを持参していましたが、やはり殺すつもりでいるんでしょうか。

やっと文哉に会いに来た駿輔でしたが、真岐を殺したであろう文哉は逃亡したようなので、駿輔も洋貴も彼に会うことはできなさそうです。

文哉は臼井(安藤サクラ)も金槌で殴ってるはずですから、死んでいれば連続殺人だし、2人とも生きていても傷害罪にはなるから、捕まればもう出てこられないのは確実。まさか刑法39条が適用されたりしちゃうんでしょうか…。ますます次回以降は見逃せないですね。

そういえば今回の構成、「Mother」と同じでしたね。全話の中盤あたりにほぼ1話分を割いて、キーマンの過去を描くというパターン。謎を引っ張っておいて、一気にそれを解くようなエピソードを描いて、後半に興味を持たせるというテクニック。あとは後半がつまらなくならない事を願うばかりです。

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闇は何なんだろう

6話

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双葉(満島ひかり)を探しに来た隆美(風吹ジュン)と顔を合わせた、響子(大竹しのぶ)と洋貴(瑛太)。そこに駿輔(時任三郎)も合流しました。

無理して普通のお持て成しをしようとする響子を含め、4人がいる空間の緊張感たるや、凄かったですね。それを担っていたのはやはり、前回に続いての大竹しのぶの芝居でした。

あ~いう緊張感の中で吐かれるセリフは作り物であることは解っていても、それが自然に見え、その中にある表情やの変化。その自然に見える中での、更に“素なのか!?”と思えるくらいの笑いやそのセリフ。間(ま)。とにかくもう、芝居でもセリフでもないように感じました。完璧です。

駿輔と隆美の謝罪の気持ちと、響子と洋貴が願う駿輔たちのあるべき態度が中々噛み合いませんね。加害者家族側としては、謝る以外に何も無いというのは当然だとは思うし、その気持が今でもあり、真摯に謝罪をする、できるというのは、当たり前のことだけれど評価したいだけに、可哀想な気持ちにもなっちゃいました。

そんな駿輔をよそに、問題なのはやはり文哉(風間俊介)ですよね。彼の闇は何なんだろう…。双葉が「深見さんにお兄ちゃんが反省したところを見せてあげて」と言われて、「反省って?」と返してきました。そして「何でお兄ちゃんが反省するんだ」と言いました。

双葉が「お兄ちゃんが亜季(信太真妃)ちゃんを殺したでしょ?」という問いには「亜季ちゃんは天国に行ったんだ。…生まれてこない方が良かったから」と、意味不明の回答。

おそらく、亜季がフランダースの犬のネロに対して思っていた「生まれない方が良かったんじゃない?」というのが関係しているんでしょうね。あ、そういえば、文哉も絵を描くんでしたよね。う~ん、判らん。

ただ、“殺した”という事実に対して反省をしていない時点で、文哉の“何か”が狂っているのは確かだし、闇は確実にあるわけです。それを東雪恵(酒井若菜)がどこまで知っているのか、次回が待ち遠しいですね。

そういえば、臼井(安藤サクラ)が文哉の金を盗みましたが、彼女の目的はそれだけだったんでしょうか。文哉がいると知って果樹園に来たんじゃなく、果樹園に来たら、たまたま知ってる文哉がいたということなんでしょうか。ここも判らないところ。全容解明が待たれるドラマですね。

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圧巻です

5話

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今回はもう、10分以上に亘る響子(大竹しのぶ)の長台詞に圧倒されました。10分以上、誰のセリフも挟まず、自分の気持ちを吐露する響子。やっと15年間という暗くて長い生活から脱しようと決心した気持ちが伝わってきました。この芝居は大竹しのぶならではですよね。圧巻です。

さて、モテモテな洋貴(瑛太)ですが、双葉(満島ひかり)と少しずつ心を通わせられ、互いの恋愛感情も確かめられると思ったら、藤村(倉科カナ)が持ってきたスクラップ写真により、双葉が離れて行ってしまいました。

双葉があの場から去ってしまったということは、やはり恋愛感情よりも、申し訳ない気持ちの方が大きいということですよね。当たり前でしょうけど…。

その双葉が訪れたのは祖母がいる介護施設。駿輔(時任三郎)から、文哉(風間俊介)が5歳、双葉が1歳の時に隆美(風吹ジュン)と再婚したという真相を話されましたが、やっぱりショックは大きかったみたいで、行き場がないみたいです…。

そこに、文哉が現れました。文哉は臼井(安藤サクラ)の事は殺さず、その雰囲気だけで脅しただけでしたけど、臼井がいるだけで、職場には居づらくなってるんでしょうか。それとも定期的に介護施設を訪れてるんでしょうか。

行き場が無くなった2人は、一緒に何処かに行っちゃうんでしょうか。双葉の謝罪の思いと、洋貴を想う気持ちはどうなるんでしょう…。また、響子と隆美が顔を合わせちゃいましたが、母親同士、どういう思いをぶつけ合うのか。

と、相変わらず次回が気になる展開になってきています。今クールのドラマでは、ダントツのクオリティですね、これは。

あ、そうだ。文哉を担当した看護師・東雪恵は、30歳くらいということなので、双葉と文哉の母親ではなさそうですね。文哉と付き合っていたという噂もあったみたいなんで、彼女が文哉の闇の部分を知っていそうな感じです。

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ん!?あれ?何?

4話

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文哉(風間俊介)と双葉(満島ひかり)が、隆美(風吹ジュン)の子供じゃない!?双葉が「妹はお母さんっ子で、私はお父さんっ子」って言ってました。

双葉が「…あれ?…私は?」と訊いた時の表情は、何か思い当たることがある表情でしたけど、そういことなんでしょうか。

2人は養子なのか、駿輔(時任三郎)の連れ子なのか。文哉と双葉は兄弟ですら無いのか!?文哉の犯行はその辺りに起因してるのかなぁ…。

で、その文哉は自分の過去を知る臼井(安藤サクラ)を軽トラに乗せ、どうやらラブホに行くと誘いだしたようですね。荷台にスコップを積んで。殺すつもりなんでしょうか。

そして、文哉の真実を知りたい洋貴(瑛太)は、五月(倉科カナ)の協力を得て、医療少年院時代に文哉を担当した看護師に会いに行こうとしたところ、その看護師・アズマユキエは文哉が退院したあと、突然行方不明になっていた。もしかして、その看護師が文哉の実母なんでしょうか。

色んな事が明らかになり、それによって事件や波風が立っていくようですね。しかも益々暗くなっていきそうな雰囲気です。洋貴の母も双葉の母も壊れてる感じがしますし。

暗すぎるから視聴率が低いのかは判りませんが、中々面白い展開になってきてると思います。このテのものは2クールで描ける内容だと思うので、それを1クールでどう収拾をつけるのか楽しみです。

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それでも、生きてゆく サウンドトラック/辻井伸行

どーも
主題歌「東京の空」収録アルバム:どーも/小田和正

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動いてきた

3話

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洋貴(瑛太)たちの前には、協力してくれる女性・藤村五月(倉科カナ)が現れ、文哉(風間俊介)の前には、偽名ではなく本名のフルネームで呼ぶ女性・臼井紗歩(安藤サクラ)が現れました。この2人の目的が判らないので、要注目ですね。

そして響子(大竹しのぶ)は、とりあえずの偽名を使った双葉(満島ひかり)と仲良くなってしまい、終には駿輔(時任三郎)とも顔を合わせました。

あの嫌がらせは響子がしていたなんてのは、チョット意外だったし、ショックでした。でも、有り得ないことじゃないですよね。大金を払ってでも、そうしていないと気が済まないという気持ちは解らないでもないです。

響子は、亜季(信太真妃)に膝が出るスカートを穿かせたことから、性的暴行を受けたんじゃないかと思っていたんですね。でもそれも、洋貴が五月の助言によって取り寄せた検死調書によってクリアーになりました。

これまで頼んでいた興信所への依頼も止め、それで今の駿輔たちの住まいを訪ねたわけですが、目も合っちゃったから話をしないわけにはいきませんよね。一体、何を話すんでしょうか。それtも、何も話さずに去っちゃうんでしょうか。

灯里(福田麻由子)が双葉と同じTシャツを着ていたことから、響子は双葉が駿輔の子供であると確信してるでしょう。今後、どういう対応をするのか気になります。

加害者家族と被害者家族が、少しずつ近づいてきてますね。立場は真逆だけど、“家族”としてお互いに歩み寄れるのか否かが見どころではありますが、他人から受けた心の傷ってのは中々ねぇ…。それぞれがそれぞれの立場になって考えたとしても、解り合えたり許せたりするのかどうか…。

そして、肝心の文哉が殺人を犯してしまった動機が見えてきませんねぇ。双葉の首を絞めたということは描かれましたが、精神異常者という感じでもないですし。とにかく、イイ役者が揃ってるし、ながら観できない内容なんで、次の展開が楽しみです。

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いったい・・・

2話

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双葉(満島ひかり)は許しを乞うため洋貴(瑛太)に近づいてるんでしょうが、どうもその目的を遂行しているようには見えないですよねぇ。

まぁ、加害者家族が被害者家族に言えることはお詫びしか無いでしょうし、そのつもりでいても何から言い出していいのか判らないというのは解ります。一方で、文哉(風間俊介)は大好きなお兄ちゃんでもあるわけですから…。別にいがみ合えばいーじゃんとも思いませんけど(笑)

双葉のその目的が知らず知らずに愛情に変わっていき、同時に洋貴もそうなっていくんでしょうね。そこで問題になってくるのが、それぞれの家族。

双葉の家族は周りからの中傷がある中、壊れずにいるようですが、洋貴の家族はもうバランバランですよね。特に響子(大竹しのぶ)がヒドそう。

今はず~っと落ち込んだままで気力さえ無く、ただただ生きてるだけという感じですが、双葉と洋貴が恋愛関係になり、それが判った時には爆発しそうな感じがします。

まだまだ序盤。今後、双葉と洋貴、各家族と文哉、文哉を取り巻く環境がどう展開されるのか楽しみです。ちょっと暗ぁ~いですけど…。

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詰まってるな~

1話

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こりゃ濃そうですね~。15年前、深見洋貴(瑛太)は、妹・亜季(信太真紀)が7歳の時に、同級生・三崎文哉(風間俊介)に殺された。その15年後、文哉の妹・双葉(満島ひかり)が洋貴を訪ねてくる。

双葉が訪ねてきた理由は、当時、殺人者となった文哉は未成年者で少年Aとされていたが、双葉たちが引っ越す先々で、その事実をバラす人物がいるようだったから。その人物を被害者家族じゃないかと疑ったから。

でも、それは違うと判断した双葉。その頃には洋貴の父・達彦(柄本明)が亡くなり、父の思いを改めて知った洋貴が、それまで亜季の顔を思い出せなかったのに思い出した。それを機に話し方も変わり、文哉を殺そうと決意したようでした。

達彦が文哉を殺したいと吐露したところにいた双葉は、洋貴がそれを実行するだろう踏んでいたようで、自分が文哉の妹であることをバラしたところで、次回へとなりました。この2人の関係だけじゃなく、それぞれの家族のこともありますから、かなり濃い内容のような感じがしますよね。

加害者家族と被害者家族。パッと思い出すのは、2009年4月クールの「アイシテル」ですけど、それよりも更に突っ込んで描かれそうな感じです。

洋貴は妹を殺されてる。双葉は兄が殺人犯。慕ってくれてた妹の気持ちを考えた時、洋貴は双葉をどう思うのかってのが焦点でしょうかね。妹を殺した奴は憎いが、妹が兄を思う気持ちを考えれば、殺意が揺るがないとは限りません。ましてや、犯人は同級生なんだし。

そんなこんなんで書くとキリがありませんが、加害者家族と被害者家族が“どんな目に遭っているのか"ということと、それぞれの家族が再生できるのか否かという所にも注目でしょうね。

ド頭から暗い感じで始まりましたが、暗さと、初回に“罪"ということを提示してるのは、名作「Mother」と同じ感じです。ここんところの坂元裕二の作品は何か暗い感じが多いですけど、このドラマにも期待は持てそうです。

テーマや雰囲気もそうですが、キャスティングが絶妙だと思います。特に、洋貴と双葉の両親の配役は抜群ですね。今後の展開を十二分に期待させてくれます。

例え初回の視聴率が低くても、今後の展開によりますが、回を追うごとに上がっていってもイイ作品かもしれません。とりあえず今回の初回を観る限り、どう転んでいくのかを楽しみにさせてくれる作品ではあると思います。

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