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16話冒頭

シルバーのバンを運転して何処かに到着したリンク。そのバンから、セルフ、T-BAG、グレッチェンが降りる。

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部屋の電話が鳴り響き、急いで電話を取ったサラ。「ハロー?」「サラか、俺だ」と、電話してきたのはリンクだ。「何処にいるの?」「マイアミだ。シィラを追っかけてた連中と一緒だ」「そう・・・。それで、カンパニーの為にシィラを取り戻すつもり?」「この件を終わらせるためにそうするつもりだ。マイケルはどうだ?」「判らないわ。カンパニーから2人の男が来て、私は、お花とフルーツバスケットに囲まれたこのホテルの部屋に連れて来られたのよ。勿論、マイケルの情報なんて知らされてないわ。フェルナンドも一緒なんでしょ?」「いや、別れたよ。マホーンには俺たち・・・、俺たちが何処にいるのかは連絡しといた」「え?俺たちって?誰と一緒にいるの?」「信用できねぇ連中さ」と言って見たリンクの視線の先には、ガラスの壁で仕切られてる別室にいるT-BAG、セルフ、グレッチェンの姿。「判ったわ。ねぇ聞いて、リンク。あなたがどうしてそうしようとしてるのかは判ってるわ。それと、彼が死ぬ所だったのを助けてくれたことには感謝してる。でもね、奴等にシィラを渡して、私たちが無事で帰れると思ってる?」「言いたい事は解るよ、サラ。俺はベストを尽くす。マイケルについて何か解ったらすぐに連絡をくれ」と、リンクが電話を切った所で、グレッチェンがノートPCを持ちながら「リンク。カンパニーの解析で、やっと奴の携帯を捕まえたわ。この番号と住所、グラフトンっていうクラブね」と、T-BAGとセルフと共に報告しに来た。
ホテルのサラ

4人は部屋内にあるカウンター席に座る。「何回電話してる?」と訊くリンク。「3回。全部発信ね」と答えるグレッチェン。「奴がまだマイアミにいるのかも判らないし、すでに売っちまったかもしれないじゃないか。不満を言うわけじゃないけど、この州ではエライ目に遭ってきてるからな」とT-BAGが口を挟む。「台無しにするなよな。こいつが俺たちを騙した奴だ」とセルフがリンクに言うと「お前を殺さなかった事を感謝しな」とリンクが答えてその場を去ろうとする。「ほ~、そうかい。お前はエリオット・ネスにでもなったつもりか?それとも、もう一度俺と組むことになった事で、また騙されるんじゃないかとでも思ってるのか?殺さなかったのなんて、これまででたった10回位なもんだろ。俺たちは捕まった悪党だろうよ」と悪態をつくセルフを無視して去るリンク。「あいつ、やる気ねぇんじゃねえのか」とグレッチェンに言うセルフ。「シィラを取り戻すことに集中しましょ」と言いながら、PCに集中するグレッチェン。PC画面には条件から抽出される男たちの顔写真がサーチされている。
携帯電波発見

目覚めたマイケルはまどろみの中、伸びをしようとするが、部屋の雰囲気が違うことに気づいてハッとして起き上がる。服も着替えさせられていた。何処かの家の一室のような感じだ。部屋の中を歩き回って調べるマイケル。中庭に出られるドアの取っ手を掴んで開けようとするが鍵がかかっている。窓からはジェネラルの部下のファーガソンともう1人の男。マイケルは部屋にある他のドアを開けると、そこは洗面所。洗面台の隣にあるドアを開けると、そこは給湯器室。上を見たりするマイケル。
給湯器

ドアを閉め、洗面台の下の右側にある引き出しを開けるとスキンケア製品などがある。引き出しの左側の収納ドアを開けると、洗剤などがあり、そのうちの1つの液体パイプクリーナー(だと思う)を手にしたマイケル。ドアの向こうから「スコフィールド」と呼ぶ声が聞こえ、それを元に戻して部屋に戻るマイケル。
パイプクリーナー?

そこにはファーガソンと中庭にいた男。「俺は何処にいるんだ?」と尋ねるマイケルだったが「彼は目覚めたよ」と、男に言うファーガソン。「俺は何処にいるんだって訊いてるんだ」と再度訊くマイケル。「家だよ。森に囲まれた。60マイルほど人里から離れてる。武器も何も無いから心配することは無い。ドアや窓には格子も無いしな。だが、この辺りには3種類のクーがーがいるよ」と説明したファーガソンの後ろから「あとは私が話そう」と、男が取って代わった。「Dr.ロジャー・ノウルトンだ。気分はどうかね?」と笑顔で話しかけたロジャー。「あんたは神経科医か何かか?」「精神科医だ。ジェネラルから君の安否について頼まれているんだ」「葉巻は葉巻だ。それでいいか?」「君は、カンパニーについて幾つか誤解してるようだ。ジェネラルは、君に本を開いて欲しいと願ってる。私は君に事実を提供して、助けるためにここにいるんだよ」「母がシィラの為に働いてたって事が、その事実ってモノなら、もう知ってるよ」「“働いてた”?・・・君のお母さんは“働いてる”よ。我々の為に。君のお母さんは生きてるんだ」と言われ、ビックリ仰天のマイケル。
母さんは生きてるよ

マリーナ近くにある店にやってきたリンク。「オープンは3時からだ」と店員に言われたリンクは「人を探してるんだ」と言う。店には男2人と女が1人いる。「名前は知らないんだが、昨日、ここに3回ほど電話してきた奴だ。ニューヨーカーで、少しグレーが混じった黒髪をしたやつだ。どうすりゃ見つけられるかな?」と訊いてみたリンク。「ん~、すみません。お役には立てません」と答えた男を、不安そうに見る女。「ホントか?」と男を見ているリンクに、カウンターに入ってる男が「聞いただろ?彼はあんたが尋ねてる男なんて知らないって」という。「そうか。そこの金髪のあんたはどうだ?」と、彼女に近づこうとしたときに「おい、ちょっとまて」と、男が止めようとした所、リンクが一発殴る。それを見てカウンターから出てきた男には、注がれたばかりのコーヒーを顔に浴びせてから一発。「で、どうなんだ?」と金髪女に詰め寄るリンク。「名前は知らないわ」「なわけないだろ!」「彼は・・・、ここで働いてる女の子と付き合ってるのよ」「彼女の所に連れて行け」と言い、リンクは彼女を連れ出す。ブロンド女はバッグを持って言う通りにした。
クラブに来たリンク

「ん~、中々興味をそそられる話だよ、ドクター」と、マイケルとロジャーは中庭に続く階段を降りながら話してる。「これを言うべきかどうか判らんが、彼女は君たち兄弟を護る為に去ったんだよ」「ソーラー統合体の危険性から?シィラが何なのか、俺は知ってるんだよ」「それは脅威だった。君たちが誘拐されたかもしれなかったんだ。君は差し迫った危険の中にいたんだ」「確かに。兄が電気椅子に座らされるって時、彼女はどこにいたんだ?」「彼女はマダガスカルの熱帯雨林で働いてたよ。衛星アクセスのできないところで」「それか、彼女は生きていなかった。25年も会ってないんだ。全部フィクションさ」「そこは100万エーカーあり、君のお母さんがリサーチする前には不毛だった地に、今やコーンや大豆があるんだ。それはフィクションじゃない。食物を数千、数万の為に。シィラには、君が知ってる以上のモノがあるんだ」「もっと話し合いをしなきゃいけないように聞こえるが、じゃあ何であなたは彼女に電話しないんだ?」「君の準備ができればね」「今じゃ時間が無いってことか」「君が彼女と同じように用意が出来たときにな。我々と一緒に。この会話はそういう事だよ。カンパニーに加わるという」と言われ、無言のマイケル。
歩きながら話す

車を停めてる車中のリンクとブロンド女。女は「ヘイ、エリカ。私。まだ?どうしても話したいのよ」と言って電話を切った。すぐに彼女の電話がバイブで鳴る。メールだ。「もうじき来るわ」と言って“B There in 1 min(1分でそこに行けるわ)”というメール画面をリンクに見せた。銃を取り出したリンクを見て「Oh, My God」というブロンド女。「何でまた奴は、エリカに直接じゃなく、クラブの電話で呼び出したんだ?」「あ~、え~と、彼らはよく喧嘩するのよ。で、彼女が電話に出ないとき、よくクラブに電話してくるのよ。・・・彼に何をお望みなの?」「彼は俺のモノを盗ったんだ。それを返してもらう」というリンクが外を見る。するとブロンド女が「あそこ。あそこにいるのがエリカよ」と指を指した。「ここで待ってろ」と言って、リンクは車を降りて1人でその女に向かって歩く。彼女との間が約2m程になった時、彼女の視線が自分の後ろにある事に気づいて、リンクは振り向いた。するとセダンの車の陰から銃を持った男が、こっちに向かって撃ってきた。近くの背もたれの無いベンチに身を潜めるリンク。すると、停まっているリンクの車の横にシルバーのセダンが来る。それを確認したブロンド女は車を降りて、そのセダンに乗り込む。リンクは銃で応戦する中、撃ってくる男もセダンに乗り込もうとしたところに弾を当てた。男を放っておいて、ブロンド女を乗せたセダンはUターンして走り去った。悔しがるリンク。
車中のティアとリンク

セダンはバイヤーの待っているところで停まり、ブロンド女だけを降ろして去っていく。2人は歩きながら「大きい人で、頭を剃ってて、クレイジーな感じ。彼は誰?」「知らない。彼は女がいるとかなんとかを信じたのか?」「私がそうだとまでは知らなかったわ。彼が撃たれるまではね」と会話していて、バイヤーが「良くやった」と褒め、ブロンド女がタバコを吸おうとバッグの中を探してると「しまった。財布を盗られたわ」という。
スコットとティア

その財布を持ってアジトに戻ってきたリンクは「こいつは、俺をハメようとした女のだ。彼女を探して、奴を探す」と言って、カウンターの上に財布を置いた。「クラブを破壊したり発砲したりしてたら、長くはもたないわよ」と言いつつ、グレッチェンは財布の中身をチェック。身分証明書らしきものを見つける。「ここに長居するつもりは無いんだよ、だろ?」「そうね。ジェネラル次第ってとこかしら。彼は4人をチームにして、不和を期待してるわ。彼に対して反逆させないようにね」とグレッチェンが言った所で、ベランダにいたT-BAGとセルフが部屋に入ってくる。「これが奴のガールフレンドの住所だ。奴はとっくにいないだろうが、何か見つけられるかもしれん」と、リンクは2人に住所を渡す。不満気な顔を残して、2人は言う通りにする。「これがティアよ」と、グレッチェンは先程みつけた運転免許証の写真をカウンターの上に置く。それを持っていく2人。「彼らが何を話していたのか、私の考えを知りたい?」というグレッチェンに「別に。俺の視界から消えてくれりゃいい。お前も同じだ」と言ってその場を離れるリンク。
別に

ジェネラルは1人、事務所で豪華なお食事を始める所。「彼女を入れろ」と部下に命令し、ドアを開けるとサラが入ってくる。「サぁラ~!」と機嫌の良さそうな声を出してサラを迎え入れたジェネラルは「静養できたようだね」と言う。「ホテルはどうかね?」「マイケルのリハビリについて、私の専門的助言をしたいと思うんですが」「どんな?だが、彼は最高の治療を受けているんだから、君の心配する事は無いよ」「あなたの計画が何だとしても、私はただ、彼の健康の維持の手助けをしたいんです」「それはありがたい。が、無理だ。私を信じなさい。今は君が離れていたほうがマイケルのためになる」「私はただ単に彼に会いたいだけです。何の意図もありません」「3日から1週間もすれば、彼は愛する君の腕に永遠に戻る事になるよ」「なるほど。でも、私はそんなに我慢強くないの」「楽しんでおきなさい。プールに座って将来を想像してごらん。経済の安全性。マイケルの才能は、世界規模で利用されるものだ」「マイケルの才能が世界規模で利用?」「私は単に、彼の可能性を最大限に活かしたいんだ。君の事もね」「彼に何をしたの?」「私は、この心身が疲れる追いつ追われつの関係を終わらせようとしてるんだよ。立ち寄ってくれてありがとう」と、ジェネラルは話を終わらせる。連れて行こうとする部下の手に“結構よ”という両腕を上げて振るジェスチャーをして、サラは事務所を出て行った。
マイケルの才能を利用

「“急進的な建築は、全ての形式とモラルから排除される”。君の論文からだ」と、先程の中庭で椅子に座ってマイケルに話すロジャー。「誰かの言葉を重そうに言い換えた。それが建築構造に関連するんだ」「私は、それが比喩として意味してると思うんだが」「正当化する為に?」「それは、君のお母さんの哲学とちょうど一致してるんだ。君は、お母さんが論文でほぼ同じような引用をしていたのを知ってたのかい?30年も前から」「あなたは随分と宿題をこなしたようだな」「僅かな会話だけだ」「当てて見ましょうか。あなた方2人は、カンパニーのクリスマスパーティーか何かで会ったんでしょう」「私は何年も君のお母さんを知ってるんだよ。君には同じ位素晴らしい考えと、ユーモアセンスがあるってことが、よく解ったよ」「この想像はユーモアなんかじゃないよ」「彼女はカンパニーに加わるのに抵抗したが、真相を知った」「もしカンパニーが世界を救うという事が真実だとしても、それは信じられない。それに、もし母がとても優秀でカンパニーで活躍してるなら、あんたは俺に何を求めてるんだ?」「設備が整ったシィラプロジェクトは、世界規模で存在する。だが1人で管理する事はできない。だが2人なら・・・。同等の厄介さ。融通の利く仕組み。その通りだ」「それは非常に良い事だ。あんたの考えがよく解ったよ」と言って、マイケルが立ち去ろうとすると、ロジャーが呼び止めた。「マイケル、私があなたに真実を話してないとしたら、私はどうやってこれを手にしたと思う?」と、書類袋に入れてあったアルバムをテーブルの上に置いた。恐る恐るそれを開いたマイケル。そこには、リンクとマイケルの幼い頃の写真がイッパイだった。その頃の記憶がフラッシュバックするマイケル。
マイケルとロジャー

サラはホテルに戻っていたが落ち着かず、花を毟ったりしながら部屋の中をウロウロしていた。すると携帯が鳴る。メールが来たのだ。そこには“5416 Grand St.1 Hour”と書かれてあった。急いで用意をするサラ。
サラに来たメール

ティアの部屋に着いたT-BAGとセルフは早速部屋の中を物色。「ったく、犯罪者とデートするバカ女め。おかげで時間の浪費だ」とグチるセルフ。「バロウズのリーダーシップにサインしたんだろ」というT-BAG。「俺たちでシフトさせようぜ」というセルフだったが「俺の狙いは真実だけだよ、ドン。その考えはしまっとけ」とT-BAGに言われる。
物色するT-BAG

「わかった。送ってくれ」と言って電話を切ったリンクは「カンパニーがティアのクレジットカードの記録をメールで送ってくれるそうだ」とグレッチェンに言う。「ねえ、これは内部の犯行だと益々思うのよ」「何でだ?」「理由は2つ。彼が待ち合わせ場所に持って来たハードウェア。それはすぐにシィラを読み込んだわ。彼が姿を消した時から、私は見つけられるはずなのに、それができない。見つけられないってことは、大抵はカンパニーの人間よ」「そんな理由で?」「それだけじゃないわ。全てがハードになってきてる」というグレッチェンは座ってるソファーの背にもたれ、足を組み変える。その場を立ち去ろうとするリンクを「リンカーン」とグレッチェンは呼び止め、「いつ、ケリをつけるつもり?」と訊く。「何?」「私が投げた全ての情欲をよ。一つになりたいの」「いい気になるな」とリンクに言われたグレッチェンは、ニコリとしてソファーから立ち上がり、リンクに近寄りながら「遅すぎよ。要件を言ってみて。何でもするわ」と、キスでもするのかというくらいに顔を近づける。そこにT-BAGとセルフが戻ってきたもんで、グレッチェンはガッカリ顔で離れた。
リンクを口説くグレッチェン

「何~~~にも無い。こんなもんしかなかった」と言ったT-BAGは、テーブルの上に収穫してきたものを紙袋を逆さにして出した。「全く何にも無い。古いアドレス帳、写真、パソコンのHDD。メールとサイトのチェックもしたが、奴からのは無かった。このガールフレンドからのルートで、奴に辿り着けるとホントに思ってるのか?時間の無駄な気がするがな」というセルフ。「ここから中身を抽出するのに、カンパニーならどれくらいかかる?」と、HDDを持ってリンクがグレッチェンに訊くと「2時間位かしらね」と答えた。「リンク、これは取引なんだが。俺たちはあんたの尽力には感謝してる。俺とバグウェルで採決したんだが、フロリダや全ての状況に置いて、少し足りてなかったんじゃないか?」とセルフが言い出した。「どういう意味だ?」というリンクに「仕切りに向いてないって事だよ」というT-BAG。「じゃ、誰が?」と訊くリンク。「彼だ」というT-BAG。「あんたが風船ガムを盗んでいた時、一歩間違えば中国の乱暴者たちにやられてたかもしれない。俺たちは全員ジェネラルと取引を交わして、ケツに火がついてる状態だ。グレッチェンにだって気をつけないと、あんたの防御にはならないかもしれない」というセルフ。「リンク、彼にやらせてあげれば?」と、PCをいじりながらいうグレッチェン。「彼が売らないっていうなら、そうしてもいい」というリンクは少し離れて窓際に歩いた。「俺だけの考えだと思ってるのか?いいか、リンク。これは取引だ。あんたにも投票権がある。その時までは、あんたがやればいい。俺たちはあんたにリーダーを降りてもらいたいんだ。もう任せられない」と言ったセルフに向かって、怒った形相で殴りかかろうかという勢いで近づいて行った時、ドアが開く音がした。銃を入り口ドア側に向けて警戒するリンクとT-BAG。顔を出したのはマホーンだった。「あらあら、再集計しなきゃいけない見たいね」というグレッチェン。「タイミング悪かったかな?」というマホーンに「いや。パーフェクトだ」と答えたリンク。そしてセルフに「次に俺のいう事を聞かない時は、お前の頭を吹き飛ばすからな」と釘を刺した。
リーダー代われ

マイケルはロジャーに出されたアルバムを見ながら、リンクと一緒の子供の頃を思い出していた。アルバムにはリンクと一緒に写った写真がいっぱい。「記憶が蘇ってきたかい?」というロジャー。「俺が10歳だった頃、ジャクソン・ホールにキャンプしに行ったんだ」とマイケルが言うと、「釣り、ハイキング。家族は焚き火の前で毛布を被ってた」とその続きをロジャーが言った。「止めてくれ」「何故だい?2年後にはそうできなくなったから?」と言い、家族4人で写ってる写真を指しながら「この写真の、4人のうち3人は生きてるんだ」と言う。「何が言いたい?それで俺を釣ろうってのか?ワイオミングで家族の再会でもしろってのか」「それか、君の好きなどこででも。望みどおりじゃなかったのかは言わなくてもいい」「俺は多くの非現実的なものを望んだ。そしてそれを乗り越えてきた」「いつなら我々は実現できる?」「・・・これらの写真は、いつでもどこでも撮れたはずだ」「君は投獄される前、命日にお母さんの墓参りに行った・・・」「もういい」「君は青いアイリスの花束を持って行き、1時間ほどそこにいた」「止めろって言ってるんだ」「君は立ち去るとき、花を襟に挿した。彼女は毎年、君がそうするのを見ていたんだ。彼女は君のそんな苦しみを見てきたんだ」「もういい!」と、マイケルは怒鳴って、ロジャーの話を一旦止めさせた。「それで、あんたは少しだけ勉強したわけだ。そいつはよかった。だが、あんたの口から出てくる事は、全て嘘だ。俺は1つも信じない。だから止めてくれ・・・。止めてくれ・・・」と力なく言うマイケル。
アルバムをマイケルとロジャー

マホーンが加わり、アジト内では進展があるようだ。「そこがティアの住所だ」とセルフがPC画面で地図を見ているマホーンに言うと、「なるほど。彼女はここで生活してて、ここで働いてる。だが昨日、彼女は正午前にペリカンクラブで、飲み物を買うのにクレジットカードを使ってる。そして1時ちょい過ぎにギフトショップで何かを受け取ってる」と言うと「皮をはぐ(debark)男を待ってるんだ」と言うT-BAGに「(船から下りて)上陸(disembark)だろ」と、セルフに突っ込まれる。「奴はまだこの街にいるってことか?」と訊くリンクに「そうだ」答えるマホーン。「奴はマリーナに住んでるってことか」というT-BAGに続いて、「それか、これが内部の犯行であると思うもう一つの理由よ。もし彼がカンパニーの誰かと組んでるなら、搭乗者名簿に載る事は望まないはず」と続けたグレッチェン。「なるほど。奴等はボートで気づかれないように、国外でシィラを手にしようとしてるんだ」というセルフのセリフを聞いて、全員がそこへ向かおうとする。リンクはマホーンを呼び止め「来てくれて助かったよ」と礼を言う。「お前は言った通りに俺を助けてくれた。お前には借りがあるからな」と答えたマホーン。その言葉をありがたく受け止めるリンク。
マホーンが加わった

メールで指定された場所に来てるサラ。辺りをうろついてそれらしき人物を探すが、見当たらない。“とにかく待ってみよう”という感じで、噴水の傍に座る。
待つサラ

リンク達はマリーナに到着。「よし、俺が話して来る。お前達はここで待っててくれ。アレックス、行こう」とセルフは言って、マホーンと共に管理事務所らしき所に入る。「こんにちは。何か御用でしょうか」と、事務所の男がカウンター越しに尋ねてきた。「彼女に見覚えはないか?」と、マホーンが訊き、セルフはティアの免許証を見せ、「彼女の名前は、ティア・ヘイデンだ」と言う。「お答えできません。カワイイ娘ですね」という男に「昨日ここに男と来てるハズなんだが」とマホーンは言ってみるが「お答えできません。すみません」という返答。すると「私は、国保省のドン・セルフだ」と言って身分証を見せ、「彼は私のパートナーのブルース・リバラーチだ」とマホーンを紹介。マホーンは「・・・無関係だ」と付け加える。「我々は海外資産部門で働いてる。彼らを知ってるよな?見当はついてると思うが、キューバ葉巻の密輸と密輸品輸送を調べてるんだ」と吹っかけるセルフ。「あり得ません。神に誓いますよ」「そうか。だが、それを決めるのは我々だ。調べるのに1週間はかかる。そうなると、その期間はここのマリーナを閉鎖する事になる。1週間だ。それとも・・・」とセルフが言いかけると「彼女はここにいました。あなた方が言ってたように、男と一緒でした。彼は停泊中の船の貸切について知りたがってました」とゲロ。「沿岸警備隊に気づかれないように離れるって事とか?」と訊くマホーン。「それは尋ねませんでしたし、お金も受け取ってもません。彼が金を払うと言えば、彼は嘘つきだと解る」と答えた男。「ここを出てどうするって?」と訊くセルフに「ナッソーとバハマの往復だと言ってました」と答える男。「それはいつの到着だ?」と訊いたマホーンは「今着きましたよ」という返答を聞いて、セルフと共にすぐにそこに向かう。
マリーナの事務所

並んでる客達に「皆さ~ん、私は国保省のドン・セルフです。私と同僚達は、あなた達の安全な旅を望んでます。しかし残念な事に、すぐに手荷物検査をしなければなりません」というセルフに続いて「みなさん、1分もかかりません。みなさんの協力が必要です。バッグを開けて下さい」というT-BAG。その様子を陰から見ていたマホーンは、すぐにある男の挙動不審に気づく。並びの真ん中辺りにいる、若いデイパックを背負った男にマホーンがゆっくりと近づいていくと、若い男は列から離れて背を向け、振り向いてマホーンを確認した途端に走り出した。追いかけるマホーンとセルフ。リンクは別の所から追いかける。それを荷物検査中のT-BAGとグレッチェンは“何だぁ?”ってな顔で見ている。リンクが近道で先回りできていたのか、若い男の前に体当たりして倒した。マホーンはすぐさまデイパックを取り上げ「シィラはどこだ」とバッグの中を確認。すると「3本です・・・」と、諦めた男が言う。セルフがRed Bullの缶の中から発見したそれは、紙巻タバコのようなもの(←おそらくマリファナの類い)だった。「執行猶予だ」というセルフの言葉に「帰してくれるんですか?」と若い男。ガッカリする3人。
バッグのチェック

マイケルは、リンクと一緒に、アルミホイルで作られた宇宙服のような物を着てる幼い頃の写真を、ダイニングで見てる。ファーガソンがアルミホイルを手にして「昔みたいに、ヘルメットでも作るつもりか?」と言う。彼を見るマイケル。ファーガソンはアルミホイルをテーブルに置く。そのテーブルの上にはパイプクリーナーのボトルもあった。マイケルは再び写真に目を向け、母がいなくなった日(かな?)に、リンクと交わした会話を思い出していた。「お母さんを返して」と海に向かって言ってる幼いマイケル。「無理な事は判ってるだろ?でも、俺にもできることはあるさ。お前の望みと同じという訳にはいかないけど、俺たちで何とかやれることだ。例え何があっても、俺とお前は一緒だ」と慰めるリンク。ロジャーはそんなマイケルを廊下から見ながらジェネラルと電話で話していた。「お前がその山の旅をしているのは嬉しいが、いつまでも休暇をさせておく訳にはいかないんだぞ」「スコフィールドは疲れきって、意気消沈してます。彼は非常に我慢強いですが、典型的な見捨てられた子供ですよ。同意するのも時間の問題でしょう」「どれくらいでだ?、ドクター」「3日もあれば」「麻酔も使ってか?」「もっと早いでしょう。しかし、殆ど前頭葉切断術みたいなもんですけどね。ただ、彼が自身に依存するなら、それは彼の決断ですし、彼の論理的思考です。彼は我々のものですよ」「スコフィールドは風変わりな奴だ。私は彼が熱い炭を歩くまで信用せんがね」「私は、彼を捉えられると思いますよ」「なら申し分ない。だが、もし彼が芝居をしていたと判ったら、ドクター、お前もスコフィールドと同じように、前頭葉切断術を受ける事になるぞ。しっかりやれ」とジェネラルは言って、電話を切る。ちょっとビビるロジャー。
ダイニングのマイケル

相変わらず噴水前に座ってるサラ。すると、前方の道路沿いにある公衆電話が鳴った。そこに走って向かう。受話器を取った途端にバンがそこに停まり、目だし帽をかぶった2人の男に両腕を掴まれ、黒い布袋を被されてバンに乗せられる。程なくして高架下の様な所にバンが着き、待っていた黒いセダンに乗り換えさせられ、布を外されてシートに座らされた。シートの隣にいる人の顔を見てビックリ。リサだ。「手首を縛ってるのを外して、暴れれば命は無いわよ」とリサに言われ「わかったわ」と、ビビりながら返事をするサラ。リサはサラの手首を縛ってる紐を切る。「こんな演出を許してね。カンパニーにあなたと話してるのを知られたくないの」「あなただって、カンパニーじゃない。彼の娘でしょ」「マイケル・スコフィールドの事を知りたくないの?」「勿論、知りたいわよ」と言ったサラに、メモを渡したリサ。「北東の60マイル先のダウンタウンよ。私、急いでるの」「彼らは彼に何をしてるの?」「辛い目に遭ってるわ。彼らは彼の人格を切り開いてるのよ。彼らの任務に就かせるためのやり方なの」「つまり、私をハメようとしてるのね」「内密の駆引きに厄介じゃない事は無いわ。でも、行動条件に罪の無い人への拷問や殺人は含まれてないの。少なくとも、私はね。マイケルは頭の回転が速くて、素晴らしい人物よ。なのにあなたは時間を浪費してる。行きなさい。行きなさい!」と、リサはサラの側のドアを開けて、半ば無理矢理に車から降ろし、すぐにそこから車を発進させた。
リサ

マリーナの事務所に戻ってきたセルフとマホーン。マホーンが「あの防犯カメラの映像を渡してくれ」と言うが「気を悪くしないでください。私はあなた達の権限を知る為に弁護士に電話しました。彼が言うには・・・」という所で「テープが必要なんだ」と言ったセルフが、銃をカウンターの上に置いた。すぐに「勿論」と言って、用意する事務所の男。それを見たマホーンはご機嫌そうな口笛を吹く。
銃を置くセルフ

「俺たちがシィラを見逃したか・・・」というT-BAGを遮り、「いやいやいや、俺たちはシィラを見逃してなんかいない。全部のバッグを調べたんだ」というセルフ。「あのとき、バイヤーはボートにいたかもしれない。で、下船した。だろ?つまり、もし奴等が乗員名簿に名前を載せたくなくても、簡単にやれちまったって事だろ」というT-BAG。「それは最悪のニュースじゃないわ。彼らはまだマイアミにいるって事じゃない」というグレッチェンの意見に乗ったT-BAGは「その通りだ。お前の不祥事を起こしたそのバッジで、奴が乗るボートの乗員全員を調べて吐かせろ」とセルフに言う。「ああ、いいだろう。奴等はおそらく、バハマから低級な船を使ったかもしれないし、本名を使ったかもしれない。いい計画かもな」と、セルフがT-BAGに言ってる間、グレッチェンがじっと見ていたPC画面のリサーチ写真に、バイヤーの顔が表れた。グレッチェンはそれを誰にも言わない。「彼はどうだ?」と、マイケルの容態を気にしたマホーンは、ガラスで仕切られた隣の部屋にリンクと一緒にいる。「生きてるよ」というリンクの答えを聞いて、安心したマホーン。「そうか。シィラを取り戻そう」と言うマホーンに「その事だが、今は俺たちは自由だ。パム、LJ・・・」というリンク。「どうしたんだ?突然。カンパニーを好きにでもなったのか?」「奴等は俺たちにうんざりしてる。奴等はシィラを取り戻したい。それだけだ」「そうなれば、奴等は俺たちを追わないってことか」「その通りだ。俺たちは影響力を持ったんだ」「俺たちはまだそれを得てないよ」と言ったマホーンは部屋を出た。リンクも部屋を出てきた。それに気づいたグレッチェンは、画面を素早く消す。「何か見つかったか?」と訊くリンクに、グレッチェンの答えは「いえ、何も」だった。
シィラを取り戻そう

「リンカーン、あなたは判ってないわ。彼女が言った“採用”の方法、ムカついたわ。彼らはマイケルを拷問しようとしてるのよ」と、ホテルでマイケルの場所に向かうべく用意をしながらリンクに電話している。「シィラを取り戻すまで、あいつは少なくともあと1日は休める」「リンカーン、彼はICUにいなきゃいけないのよ!」「どうするつもりだ?連れ出すのか?」「判らない。何も考えてないわ!」「それじゃあ、君はマイケルと俺達を危険にさらす事になる。俺たちがL.A.に戻って来るまでホテルにいてくれ。いいな?」とリンクに言われ、迷うサラ。リンクが電話してるのを、部屋の陰で聞いていたT-BAGはどこかに電話する。着信先は何とジェネラル。「タンクレディが居場所を知ったようです」「褒めてやるよ、バグウェル」「ありがとうございます。取引は取引ですよね?同じ過ちはしませんよ。お願いしたいのは・・・」とT-BAGが言ってる途中で、ジェネラルは電話を切った。何かを考え付いたような感じの顔をするT-BAG。
盗み聞きのT-BAG

「いや、もう進展しつつありますよ、ジェネラル」とロジャーがジェネラルに電話で言ってる。「スコフィールド、バロウズの家族は、カンパニーにとって並外れた価値のあるモノだったが、彼女が問題を複雑にしてきた。そこから移動しろ」「ジェネラル、女一人くらい何とかなりますよ」「もしそれができたとしても、私の経験上、それだけじゃ済まなくなる。すぐに実行しろ」「1時間は必要です。彼は今食事したばかりだ。吐かせたくない」「すぐにだ、ドクター。スコフィールドが大人しくしていればいい。20分で迎えをやる」「もし、彼が回復しなかったら?」「C'est la vie!(人生なんてそんなもんさ)」と、ある意味賭けに出た感じのジェネラル。
ロジャー

テーブルの上には注射器が5本。さらにファーガソンがもう1本の注射器にクスリを注入中。マイケルは洗面所で手を洗っている。ロジャーがドアをノックし、「マイケル、出てきてくれ、話をしよう」という。手を洗ってるマイケルだが、映像として、かつて彫っていたタトゥーに一部の“CUTE POISON”の部分や
CUTE POISON

化学記号図、
化学図

さっきマイケルが手にした液体パイプクリーナー、
パイプクリーナー

化学式、
化学式

ファーガソンが「昔みたいに、ヘルメットでも作るつもりか?」と言って、テーブルに置いたアルミホイル、
アルミホイル

フォックスリバーで洗剤を流し込んでたシーン、
フォックスリバーの下水?

この洗面所の給湯器が挿し込まれる。
給湯

マイケルは鏡に向かって決意をした顔をしている。
決意のマイケル

「こいつだ!この野郎だ」と、マリーナの事務所から持ってきたテープをチェックしていたセルフが言う。「ティアの右側にいる男だ」とリンクが言い、「この画像をカンパニーに照合させよう」というマホーン。「グレッチェンはどこだ?」と言うリンクだが、誰も知らないようだ。
グレッチェンはどこだ?

その頃グレッチェンは、どこかのオープンカフェで座っていた。すると、そこにバイヤーが現れた。軽く手を上げるグレッチェン。どうやら待ち合わせていたようだ。「どうやって見つけた?」「顔写真を見つけたら、携帯番号を手に入れるのなんてワケないわ」「で、何が望みだ?」「あなたは、L.Aでは私を殺すのに忙しすぎて訊いてこなかったけど、私、実はカンパニーにいたのよ」「お前のことは知ってるよ。もう1度訊く。何が望みだ?」「あなたの問題を解決するのよ、スコット。つまり、朝には私をベッドから起こすの。あなたは大きな問題を抱えてるわ。そして、働いてる人間なら誰でもそうなる。あなたは言うまでもなく解ってるはずだわ。私があなたに恩恵を授けるだろうことは」「この問題を消せるのか?」「素早く、完璧にね。更にボーナス付きよ。重大な事に、私は加わるかも。カンパニーを他に目を向けさせるハナシを仕込むの」「つまり、君は貴重だってことか。どうか君が殺されませんように」「ええ。“どうか”は余計よ」「・・・いくらだ?」「かなりの額。私を見て話さないなら更に倍になるわよ」と、ずっと目を合わせないスコットにグレッチェンは言って、彼をこっちに向けさせた。「あなたのボスと相談して、金額を電話でちょうだい」「俺は交渉権を与えられている。もし、俺達を探してる連中のどんな奴からも、カンパニーからも手掛かりを消せるなら・・・1000万ドルだ。最高値で最後の回答だ。あと1ペニーでも値を吊り上げるなら、俺はお前の胸を撃って、いちかばちかに賭ける」というスコットを、ニヤリと見ているグレッチェン。
グレッチェンとスコット

手を拭いて洗面所から出てきたマイケルを、ファーガソンがマイケルの後ろから腕を首に回してベッドに座らせる。部屋にはファーガソンとロジャーの他に、もう1人の男がいる。「気を楽にしてくれ、マイケル。これは、君のためだ」と言って、男に袖を捲くられ、抑えられてるマイケルの腕にロジャーが注射器を近づけた時、何か音が聞こえてくる。「なんだ?」「給湯器みたいな音ですね」「浴室からだ」と言い、男が銃を前にしながら洗面所に入る。音がする給湯器のあるドアを開くと、その上にはアルミホイルとパイプクリーナー。すぐに給湯器が暴発して、マイケルのいるリビングに勢い良く水が噴き出してくる。その勢いで少し吹き飛ばされた敵の3人。マイケルはすかさず銃を奪ってファーガソンに向ける。「拾え!」とマイケルに言われたファーガソンは注射器を拾う。「ここからは出られんぞ」というファーガソンに「ドクターにその注射を打て」と命じ、それに従うファーガソン。その間にマイケルは、男の腰にある手錠を奪ってベッドの方に投げ「ベッドの柱にだ」と、注射を打ち終わったファーガソンに言い、その通りにするファーガソン。そしてマイケルは外へ。すると、ジェネラルが寄越した1台のバンが到着。木の陰に隠れて、2人の男が降りてきて、部屋に向かっていく彼らを見て走り出すマイケル。と同時に、ファーガソンも彼らが来たのが判ったらしく、「ここだ!バスルームだ!」と叫ぶ。そして手錠を外して貰ったファーガソンと部下の2人は、表に停めてあるゴルフカートのような車に乗ってマイケルを追う。林の中を走るマイケル。
注射されそうなマイケル

「それは良かったわ。ありがとう。完璧よ。他に何かあれば知らせて」と言って、アジトに戻ってきてたグレッチェンが電話を切った。全員が集まってくる。「何処にいたんだ?」と訊くT-BAG。「全部思った通りよ。バイヤーが誰だか判ったの。名前はローレンス・ウィルコット。彼は10年カンパニーで働いてた」と言うグレッチェン。「どうやってそれを?」と訊くマホーンに「まだ内部に友人がいるのよ。プロファイルをまとめて、候補を絞り込んだの。ウィルコットは昨日ボゴタで飛行機に乗って、バハマに到着。そして船で来たって訳よ」と答えたグレッチェン。「L.A.で俺たちからシィラを奪ったこの野郎の画像照合を、今、カンパニーにやってもらってるところだ」というセルフに「それもいいけど、丸一日はかかるわね。彼が今どこにいるのか知ってるの?すぐに行きましょ。まだ間に合うわ。彼の滞在先も判ってるし」と急かすグレッチェン。マホーンはやや疑いの目で見ている。だが、セルフは「OK。シィラより先に動こう。行こうぜ」と乗り気。とりあえず、そこに向かう全員。
急かすグレッチェン

マイケルは林の中を逃げている。追って来るカート。丘から道に降りたマイケルは、運悪くカートの前方。ファーガソンはすかさずマシンガンでマイケルを撃ってくる。何とか道を横切ったマイケルは、更に下の林の中へ。かなりヘタッてきたマイケルだが、またまた道を横切って下へ向かい、どうにか敷地内の外に出られた。敷地外はアスファルトの道路。今度はそこに上って逃げようとするが、敷地内の門から道路に出てきたカートから撃たれるマシンガンの前に、マイケルは手を上げて道路上で止まった。カートもマイケルのすぐ傍で止まり、ファーガソンはマシンガンを構えながら「手を頭に乗せながら、こっちを向け」という。その時、カートの後方から、ものすごいスピードで走ってくる1台の小型ジープ。
手を上げるマイケル

運転してるのはサラだ。サラを確認したのか、ジープがぶつかるのは間違いないと判断したのか、とにかくマイケルはその進路から逃げた。ジープはカートの横っ腹にぶつかり、乗っていた2人と共に土手を転げ落ちていく。「マイケル、乗って!」と言われてジープに乗り込み、車はそこを走り去った。
サラのジープ

高級タワーマンションの前に車を停めて、リンクたちが降りてくる。「彼は最上階の全部を借りてるわ。万全のセキュリティ。雇ってくれるなら、そうしたいところね」というグレッチェン。「トップレベルのデカいビルだな」と、見上げながらいうマホーン。すると後ろで銃を構える音がして、全員が素早く振り返る。そこにはスコットを始め、3人の男たちが銃を構えていた。「手を上げろ」とスコットが言うと、グレッチェンもリンク達に銃を向けた。「これで全員か?」と訊くスコット。「この淫売女め。お前は売春婦だ。お前の母親もそうだった。そしてお前の父親はガソリンスタンドで客を取ってた。なぜなら、お前の父親も売春婦だったからだ」と、グレッチェンに言うセルフ。グレッチェンはエミリーの事を思い出していた。すると、セルフに向けていた銃口をスコットの部下に向けて2人を射殺。「悪いわね。今はお金より人生を取り戻したいの」とスコットに言うグレッチェン。“おいおい、勘弁してくれよ”という表情のスコット。グレッチェンは銃口をスコットに向けたままだ。「シィラは何処だ?」とスコットに近づくリンク。「まぁ、話し合おうじゃないか」というスコットに「そうしよう。何処でだ?」というリンク。「取り戻せる」というスコットのセリフに「いや、彼は出来ない。時間稼ぎをしてるだけだ。リンク、彼は持ってない」というマホーン。「その通り。お前達全員くたばりやがれ。今やりたいのはこれだけだ」と言ったスコットはグレッチェンを撃った。ほぼ同時にグレッチェンも発砲したが弾は外れた。だがすぐ後にマホーンがスコットを射殺。左胸あたりを撃たれて苦しむグレッチェンの元に行ったマホーンは「ローレンス・ウィルコット?ホテルの全フロアを借りてるだと?」という。「作り話よ」と苦しそうに答えるグレッチェン。「奴が誰に売ったのか判らないのか?」とグレッチェンに訊いたマホーンだったが、答えは「ノー。手掛かりもないわ」だった。T-BAGは何気にスコットの携帯を盗る。「ここから早く逃げないと」というT-BAG。リンクとセルフがグレッチェンのところに来る。「最後の最後で、こっち側に付いたってだけで、その2分前まで俺達を殺そうとしていたのに変わりは無い」と言うセルフ。この時点で、セルフ、リンク、マホーンはグレッチェンの傍にいる。それを良い事に、T-BAGはスコットの上着から、更に鍵の束を盗った。リンクは無言でグレッチェンに銃を向ける。
撃たれたグレッチェン

「殺せ。警官が来るまでここいて、病院に連れてく事はない」というセルフ。「何でよ。あなた達を殺させなかったじゃない」というグレッチェン。するとT-BAGが「彼女には子供がいるんだぞ」と助け舟を出すが「だから何だ!俺たちは子供を殺したか?それに子供は彼女が母親だという事さえ知らないんだ。リンク、引き金を引け。やれ!」というセルフ。「子供の名前はエミリーっていうんだ。彼女はまだ8歳だ。やめろ」というT-BAGに、まだ無言で銃口を向けてるリンク。息が荒くなってきたグレッチェン。「やれ!」というセルフ。まだ無言で引き金を引かないリンク。それを見ていたマホーンは「俺たちは奴等とは違う」と言う。するとリンクは漸く口を開き「黙ってろよ。そして子供に会いに行け」と言った。「ジェネラルが私の口を割る為に、刑務所で何をするのかは判ってるわ。信じて。私は彼をよく知ってるから」とグレッチェンが言った所でパトカーのサイレンが聞こえてくる。「本気かよ」と呆れるセルフ。グレッチェンを残して4人は車で去っていった。
現場

かなり離れた所まで来たのか、マイケルとサラは車を停めて降りていた。落ち込んでる様子のマイケルを気遣いながら「何があったの?」と訊いてみるサラ。無言のマイケル。「言いたくないの?」というサラに、大きな溜息をついて「・・・母さんが生きてる」というマイケル。ちょっと驚いたサラ。マイケルはどうしたらいいのかという、弱気な顔をしてる。
マイケルとサラ

アジトに戻ってきた4人は無言。そこにリンクの携帯が鳴る。出ようとしないリンクに「奴の携帯だ。出ろよ」と促すセルフ。着信元を確認して「ハロー」と電話に出たリンク。相手は無言。もう一度「ハロー」というリンク。まだ無言の相手に痺れを切らしたのか、「あんたの手下共は死んだよ。そして今、俺はあんたを追ってる」というリンク。その電話口に出ているのは中高年の女性。「聞いてるか?あんたが誰だろうと、俺はあんたを追う」と言ってリンクは電話を切った。その女性が電話を切って、それを置いた隣にはシィラがあった。シィラを手にした女性は、夕暮れが綺麗な窓辺に立つ。「誰からだった?」と男が来て尋ねた。「私の息子・・・リンカーンよ」とその女性は答えた。
リンク

ママ

マイケル


ってなところで、来春へ~~~~~。

あちゃ~な感じですね。ママが生きていたとはね~。っていうか、ママが敵側にいるってのは辛いっすね。リンクは多分、マイケルと同じ考えなんでしょうけど、今のところはマイケルとの疎通はできていない感じなんで、肉親同士での争いになっちゃう感じがします。キツイなぁ・・・。

しかしまぁ、セルフは冷血というか、情の無い奴ですね。何だかT-BAGのキャラが移行しちゃったみたいです。そのT-BAGは、ジェネラルと密約をしてるみたいですね。T-BAGもそれなりに何か案があるみたいですけど。

グレッチェンは撃たれて放置されましたけど、死んじゃうんでしょうかね。ドラマ上、殺すなら今回で殺してるでしょうから、後で出てきそうな気がします。

そんなこんなの展開なのに、春まで待てっていうのは辛いな~~~。でも、どうやらあと6話あって、全22話になるのは決まってるみたいです。それは、↓の予告編を観れば判りますよ~~。

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