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15話冒頭

「どうなってるの?」と、サラがカンパニーの応接室らしき所で待っていたリンクに足早に寄る。

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「マイケルはどこ?」「マイケルは手術しなくちゃならない。今、そうするところだ」「どこで?」「ここだ」「何ですって?」「クランツが世界一の医者を手配してくれた」「彼に近づければ厄介な事になるわ」「時間が無いんだ。これが俺たちの最後の選択肢だ」「何でカンパニーが彼を助けるのか判らない」と言ったところで、ドアから「ようこそ、ドクター・タンクレディ」とジェネラルが声をかけてきた。「まあまあ、怖がることは無い。我々が全てを手助けするよ」というジェネラルに「あなたがマイケルを救うっていうの?」と訊くサラ。「我々を疑うと?」「ええ、その動機にね」「仲間が苦しんでるのに、我々が手を差し伸べない訳がないじゃないか。思いやりだよ、サラ。それは我々を獣から切り離す唯一のものだからね。手術の間、彼は客人として扱われる」「で、その後は?」とサラが訊いた所で、マイケルの手術をする医者(女医)の1人が「手術の準備ができました」と、開いていたドアのところで報告。「大丈夫だ、サラ。俺を信じろ」とリンクが声をかけると、サラは足早に部屋を出る。リンクは先程からずっと怖い顔をして一点を見つめていた。
君は客人だ

部屋を出たサラは、これから始まる手術のために座っているマイケルの傍に。「スコフィールドさん、これから麻酔をします。痛みは無いと思いますが、術中は目覚めている必要があります。我々は安全予防措置として、あなたの話し言葉と、細胞が正常に機能しなくならないように絶えずモニターで監視していますから」と、女医が説明。「ここはどこの病院だい?」と、殆ど朦朧とした感じのマイケルが尋ねる。「心配ないわ。良い医者達があなたをケアしてくれるから」とサラがマイケルに言う。「シィラを取り戻さなきゃ」「ノーノーノー。今はダメよ」「リンクはどこ?」「ここにいるわ。彼は大丈夫よ」とサラに言われて安心したのか、サラに頭を撫でられながら目を閉じていく。
リンクはどこ?

オペ室の外でガラス越しにマイケルを見ているリンクとジェネラル。「マイケルの手術が終わるまで、ここを離れないぞ」というリンクに「君との取引結果が判るまで、手術を始めなくてもいいんだがな。こうしてる間にも、シィラは我々の手から滑り落ちている。君たち兄弟にとっても我々にとっても、時間は無いんだ。君たちは我々から全面協力を得られるんだ。何か必要な事があれば、この番号に電話してきなさい」と言ったジェネラルは、名刺らしきものをリンクに渡す。「セルフとグレッチェンについての、全ての情報が必要だ。偽名から何からな」「グルになってる奴はどうだ?」というジェネラル。
偽名でも何でも

T-BAGはカンパニー内の一室(医療施設の一室?)に座っていた。そこにリンクが入ってくる。T-BAGが「あんたがお望みなら・・・」と言いかけたのを「黙ってろ」と遮るリンク。リンクも椅子に座り「奴等が何処にいるのかを言えば、痛い目に遭わせるつもりはない」と言った。「グレッチェンと裏切り者の捜査官か?」「そうだ」「その情報はかなり価値があるって事だよな。って事は、目の前にエサをぶら下げてくれないと・・・」と言いかけると、リンクはテーブルの上に鉗子型の抜歯器具を2本置いた。それを見たT-BAGは驚きながら「な、なぁ、俺を加えりゃ中々いい仕事をするぜ。ウィスラーの鳥の本だって、もし俺が・・・」と言いかけたところにリンクの鉄拳が飛ぶ。椅子から転げ落ちて仰向けになってるT-BAGに向かって、抜歯器具を右手にし、左手でT-BAGの両頬を掴みながら「お前の価値なんて、歯と指の爪くらいなもんだ」と言って、器具を口の中に入れて1本の歯を抜いた。痛がって血を流すT-BAGに向かって「お前に何もいう事は無い。全部の歯を抜いてやる。1本ずつだ。どうだ?」と言う。「判った。俺がバカだった」というT-BAGの歯をもう1本抜くリンク。「アーリント・・・」と言いかけて、口の中にある歯を吐き出したT-BAGは改めて「アーリントン埠頭だ!」という。「いつ?何時にだ?」「・・・3時」と答えたT-BAG。時計を見ると2時半。
歯を抜かれるT-BAG

アジア人医師はマイケルの頭に麻酔を注射しながら「これが最後の麻酔です。何も感じなくなりますよ」と告げた。「手術が終わるまで、私はすぐ向こうの所にいるわ」とサラがマイケルに言うと「俺は手術が終わるまでここにいるよ」と、マイケルは笑顔で返した。「準備OKだ」と医師が言うと、マイケルは軽く溜息。「あなたから離れないから。いいわね。あなたも離れないで」と言ったサラは、マイケルの頭にキスしてオペ室を出た。ガラス越しにお互いを笑顔で見ている2人。マイケルは目を閉じ、医師はモニターを確認しながら腫瘍部分を触診。サラは同じく外で隣に立っている女医に「あなたのチームは、ガンマナイフを使った手術をどれくらい経験してるの?」と聞いてみた。すると「ガンマナイフの使用率は13パーセントちょっとですが、我々はもっと進んだ技術を駆使します」との回答。“何を~?”という顔で女医の顔をみる。オペ室に向き直ると、揉錐のような器具の刃がドリルのように回転し、マイケルの頭に向かっていく。
ビックリサラ

カンパニーのビルの近くで待っているスクレ。そこにリンクがやってくる。「マイケルはどうなった?」と訊くスクレ。「手術中だ」「それだけか?奴等は同意したのか?」「誰がシィラを買いたがってるのか、マイケルが知ってると信じさせた」「で、俺たちはどうすれば?」「奴等が手にする前に、俺たちがいただく」「で、誰に渡すんだ?」「まだ検討中だ」「リンク、俺は何をするのか知っておきたい」「俺たちはこの仕事を終わらせる!」「ホントか?これを終わらせたら、俺たちも終わりになるんじゃないかって感じがしてるんだ。お前、俺・・・。俺たちは生き残り組じゃないか」「あと1日で、俺たちは終わりだ。だが、お前がいないとこれはできない」とリンクに言われたスクレは、納得いかない顔で車に乗る。リンクは車のバックドアを開けて、荷台に乗ってるバッグの上にTOMBSTONE Ⅱのノートを置いた。
マイケルの具合は?

バイヤーを待つセルフは時間を気にしてる。現在、2:30だ。「バイヤーが着いたら、私に話をさせて」と言うグレッチェンに「何でだ?この計画の全ての実行者は俺だ。俺が仕切る」「あ、そう。だったら額の汗でも拭いたら?これが簡単なことだとでも思ってたの?」「そう願いたいね。だが、死体が山積みになるだろうことは想像してたがな」「あんたが殺人者だったなんてね」「フン、あんたは俺のママじゃないだろ」「私に何か言いたいことでもあるの?、ドン」「まぁ、落ち着け。俺の狙いは1億2500万ドルだけだ。バイヤーもそろそろ来る頃だから準備してろ。予想外の事はゴメンだからな」と言ったセルフ。
殺人者とはね

山道みたいところを護送されてるマホーンは「あとどれくらいだ?」と訊くと「1時間位よ。すこしジッとしてて」とラングに言われた。「トイレに行きたいんだが」というマホーンに「おめでとさん」と答えたウィーラー。「俺が逃げるとでも?」「その通りだ」「ここでやっちゃってもいいのか?」「少しは敬意をはらったらどうだ、アレックス!」「そうしてもいいさ。お前だって、合衆国法典の42-13-72Bの違反にならない事は判ってるはずだからな。それに、護送に3時間以上かかるようなら、護送される者には用を足す機会を与えなければならないと、刑事司法制度は定めてる。もうじきそれ位の時間が経つはずだ」「判った。そうしよう。でも、この法律についても言っておきます。囚人が護送中に逃げようとすれば、一緒にいる捜査官は頭を撃ち抜く事もいた仕方ない。そうはされたくないだろ?」「ああ、判ってるさ」とマホーンは言う。車はまだ走っている。
トイレに行きたい

「痛みは感じますか?、スコフィールド」と医者に聞かれたマイケルは「いいえ」と答え、2本の菜箸のような針がマイケルの頭に刺さっていく。「あの針は・・・、その・・・、固定させるんですか?」と、オペ室のガラス越しに見ているサラが隣にいる女医に尋ねた。「そういうわけでもありません。オペ中にマイケルの大脳皮質の異なる部分を刺激して、嗅覚や聴力、記憶をそのままにしておくんです。何人かの人は、しばしば・・・」「人生が走馬灯のように駆け巡るってことね」「その通りです。脳に酸素が行かなくなると、脳は加熱状態になり、それを何とかしようと体内のあらゆるものを利用しようとします。その結果、感覚が一気に麻痺します。これまでの感覚や思いなど、一瞬にして通り過ぎます」と女医が説明してる間、マイケルは既にフォックスリバーの頃に少しずつ飛んでいき、そして目を閉じた。
菜箸針

マイケルが目を開けると、そこはフォックスリバーの囚人服を着て、房の下段ベッドに1人で座っている自分がいる。マイケルは立ち上がって辺りを見渡し、房内にある便器を見つけた。そして脱獄の穴を開けた洗面台を確認。触ってみると、それはしっかりと固定されていた。すると後ろから「ハロー、マイケル」という声が聞こえる。振り向くと、ウェストモアランドが猫を抱いて笑顔で立っていた。
房に来たマイケル

「チャールズ?」と声をかけたマイケル。「もう私をDBと呼んでもいいだろう?」と答えたウェストモアランド。フフっと笑ったマイケルに「その答えは違うぞ」というウェストモアランド。「答え?」「死んだと思ってるんだろ?その答えはノーって事だ」「じゃあ、何で俺はここに?」「その質問の答えを見つけないとな」というウェストモアランド。この時の現実のマイケルは目を開けたままだ。心配そうに見つめるサラ。
DB.jpg

公衆便所の建物の周りを確認するラング。マホーンは後ろのウィーラーに銃を向けられながらラングの後を歩いてる。「これは公的には最高なセキュリティのションベンタイムだな」というマホーンに「そうだな」と答えるウィーラー。「もしお前が俺に手錠を掛けたいなら、全部の出口を塞いで殴ればいい。それでお前がハッピーになれるならな」「そうさせてくれるのか?刑務所は人を変えるって言うからな」とウィーラーが言った所で、ラングが「便所内の確認をしてきます」と言い、中を点検。程なくして「大丈夫です」と出てきた。「15秒だけだ」と言われたマホーンは早速中に入り、トイレ内を見渡す。逃げやしないかと不安そうなラング。15秒経つと、ウィーラーは“中を見て来い”と首で合図。中に入ろうとした時、マホーンは出てきた。先に車に向かったウィーラー。その時マホーンは「俺を信用すべきだった。俺がお前を信用したように」と小声でラングに言って車に向かう。何とも言えない表情をしたラングもその後ろを付いていく。カラになったトイレ内が映ると、洗面台の排水パイプの一部が無くなっていた。
安全なトイレ

心配そうにサラがオペ室を見つめる中、医者は「よぉし。腫瘍を分離させる準備ができましたよ、スコフィールドさん」と言って、先程の長めの針を抜き、「それではお話したように、ゆっくりとアルファベットを復唱してもらいます。もし、文字にトラブルがあったり、言ってる文字に問題があるようなら教えてください。いいですね?」と告げた。「判りました」と言ったマイケルは再び目を閉じる。医者が先程と々針をマイケルの頭上で準備し「用意はいいですか?始めてください」と言って再び頭の中に刺す。マイケルは「a,b,c・・・」と言われた通りに唱えていく。その間、マイケルの脳裏ではこれまでの事のフラッシュバックが起きており、そして再びウェストモアランドとの所に来た。
アルファベット復唱

「すまない、チャールズ」「何がだい?」「全てだ・・・。話した事の全ての嘘、俺が引き起こした全ての痛み・・・」「許しを得たいのかい?」「そうしてくれるとは思ってないが・・・」「それは、私たちが決断する力となったんじゃないのか?」「辛かった・・・。俺たちは信じられないほどのものを失った」「そう考える事は無いさ」とウェストモアランドに言われて、マイケルが壁の方を向くと、そこには脱獄した囚人たちの手配写真や資料などがベタベタと貼られていた。
房の壁

医者は「腫瘍は海馬の後ろに寄ってるようだな」と口にした。その時のマイケルのフラッシュバックは、シィラの奪うまでのいくつかの場面だ。
海馬は後ろ

そして、ウェストモアランドの「君には答えがある、マイケル」という声が聞こえ、場面は房へ。「何が問題なんだ?」というマイケルに「判らん。だが君はやるんだ。まだ理解はできていないだろうが」というウェストモアランド。マイケルはじっと壁に貼られてある資料を見ている。
君には答えがある

アーリントン埠頭に急ぐリンクの車。ナビを見ながらスクレが方向を指示。時間が無いだけに運転も荒い。「もう10分経った。どう思う?」というリンクに「ちょっと厳しいかもな」と答えるスクレ。
厳しいな

「もうすぐだな」と、埠頭で待っているセルフは言うが「そんな気配も無いわね。ヴァイカンのPDAに彼からのメッセージがあるかどうか確認して」というグレッチェン。「こりゃ壊れてるな。地面に落としたときにそうなっちまったんだ」「連絡先は判る?」「マイアミの市外局番だ」「読んで。覚えるから」「いや。俺だけが覚えておく」と言ったところでグレッチェンに着信。「誰だ?」と訊くセルフに「姉からよ」というグレッチェン。「出るな」と言ってグレッチェンに銃を向けたセルフ。グレッチェンは銃に近づき「撃てばいいわ」とセルフを見ながら電話に出た。銃を下ろすセルフ。「ハロー」「自由よ。彼らは居なくなったわ」「え?」「あの男は・・・、あの義手の男、私たちを解放したの。向い側のパテルの家に来たわ。数分後に窓から見たの・・・。スーツを着た2人の男が彼を引きずり出してバンに乗せてた」とリタが言った所で、セルフは「グレッチェン、バグウェルに替わらせろ!」とグレッチェンに再び銃を向けるが「ドン、カンパニーが彼を連れ去ったわ」というグレッチェンの言葉を聞いて“えぇ~?”の表情。改めて電話口に出るグレッチェン。「エミリーは?」「彼女は大丈夫よ。グレッチェン、よく聞いて。あなたは私たちから離れて。みんなの為よ。さぁ、ベイビー」と言って、リタは電話をエミリーに替わった。するとエミリーは「じゃあね、おばちゃん」と言い、電話は切られた。悲しい顔のグレッチェン。「バグウェルの事は忘れろ」というセルフに「それはできないわ」というグレッチェン。続けて「彼はこの交換場所を知ってるわ。彼が私たちがここにいる事を知ってるって事は、カンパニーにも知られてるって事よ」という。またも驚くセルフ。
カンパニーが連れてった

リンクの車が埠頭に到着。車を降りて荷物が並んで積まれているところを盾にしながら歩いて行き、隙間から1台のバンを確認。その場に出てみるも、既に人はいなかった。地面の血を発見するスクレ。「見逃しちまったみたいだな。その辺を見てくるよ」と言ったスクレはその場を離れた。リンクはジェネラルから貰った連絡先に電話。オペレーターが出る。「ジェネラルに、手助けが必要なときはそこに電話するように言われたんだが」「認証コードを言って下さい」「認証コードぉ?俺はリンカーン・バロウズで、シィラを失うのに我慢できるのかってのでどうだ?」「・・・続けてください」「通信網を追って欲しい」「既に試みました。あなたは監視不可能な場所にいます」「この15分でこのゾーンから出て行った車をチェックしてくれ。判ったら連絡をくれ」と言って電話を切った。スクレは「何も無い。あったのはこんなもんだけだ」という。「奴等に俺たちが追ってることを知られたんだ。奴等がバラける前に見つけないと」と言って車に戻った。スクレも“こんなもん”を捨てて後を追う。その“こんなもん”とは、壊れた携帯電話。そして車に向かって急ぐ2人を、男が双眼鏡で見ていた。彼は電話をかけて「誰かがここに来ましたが、彼らはバイヤーではありません。どうします?」と誰かに連絡した。
埠頭に到着

護送中のマホーンの車。まだ市街地には出ていない。マホーンはずっと窓の外を見ている。「ラング、知りたいんだが、いつ俺を見放すって決めたんだ?」とマホーンが訊くと「多分、あなたが逃亡者になった時なんじゃ?」とウィーラーが答えたんで「お前と話してるんじゃない」と言うマホーン。すぐにラングが「私は法律の支持に宣誓してるわ、アレックス」と答えた。「昇進の為か?俺を捕まえることで交換条件でも出されたのか?」「私は、あなたの安全だけが欲しかったのよ、アレックス。あなたが長く逃亡してる中、最低限の事を得たの」というラング。それを聞きながら、ズボンの中に隠していた30cmほどのパイプを取り出したマホーン。バックミラーでマホーンの顔を見ているウィーラーが「外の何を見てるんだ」という。「あそこさ」と言って、窓を割ったマホーン。そして窓から手を出して外側からドアを開けて車から飛び出して走った!逃げるマホーン。ラングが後を追い、ウィーラーもその後を追いながら、無線で現在の場所とマホーンの逃げた方向を報告し、上空援護の要請をした。
脱出マホーン

ジッとオペ中のマイケルを見守るサラ。人の気配がして後ろを向くと、すぐ後ろにジェネラルが立っていた。思わず後ずさりするサラ。「脅かすつもりは無かったんだよ」「ここで何してるの?」「顧客サービス、品質管理。私は関与する現場を維持しておかないとね」「軍人みたいな話し方ね。簡単に不安定な命の議論してしまうように」「君の献身さを賞賛してるんだよ、サラ。私が何よりも評価することだ。不思議なのは、それが信念なのか、男だからなのか。つまり、君の思想なのか、それとも弱ってる事を知られた男の子のフォローをするバカな女子学生なのか」「私は父を殺された女の子で、責任を追うべきろくでなしを探してるのよ」「私がいい方向に向くように、電話でもしようか?君はリラックスできるし、彼も最高の世話を受けられる」「彼が?私はこれらの設備はこれまでも見たことは無いし、手術も見た事が無いわ。実験なんでしょ?」「そうとも言える。だが、1度だけやったことがある」「その患者はどれ位生きたの?」「ドクター・タンクレディ、我々のやっている事に対しての意見は判ってる。だが、これも知ってほしい。目にしたものが全てじゃないし、その価値も計り知れない。患者は長生きして幸せな人生を過ごしたよ」とジェネラルは言い、その場を去った。
ジェネラルとサラ

マイケルは変わらずフラッシュバック。そして房へ。貼られている資料を次々と剥がしたり、破いたりしていく。「何をしてるんだ?」とウェストモアランドに訊かれ「作るモノの重さに耐えられるように設計されてることを、全て確認するのが工学技術者としての仕事だ。俺がここで造ったもの・・・支えきれなかった」「もし、君の構築したものが不完全だったら、建物を取り壊すかい?それとも修繕するかい?」「修繕しようとするだろうね。正しくしようとするよ。全てにおいてもっと重さを加える。でも・・・、もう我慢の限界だ。俺がしたかったのは兄の人生を救うことだった」「できたのかい?」「ええ・・・。でも、その過程において多くの人たちの命を失くしました」「それが判っていたら、彼を見殺しにしたかい?」「いや」「それで殺人者になったような気分になった?」「・・・多分」「10人の命を奪えば、君は連続殺人犯だ。1000人の命を奪えば、君は戦争のヒーローだ」「これは戦争じゃない」「そう思うか?」「カンパニーの小さなブラックブック以外の何モノでもない。名前、人数、活動報告」「目にしたものが全てじゃないよ、マイケル。だが、君はそれが何かを知ってる。そうだよな?」と言われたマイケルは、再び壁に貼ってある資料を見る。すると、マイケルが剥がしたり破いたりした資料のところに“SCYLLA”の文字が浮かび上がっていた。
壁のシィラ

コンビニに来たグレッチェンとセルフ。グレッチェンはそこで携帯電話を買う。「俺たちはバイヤーと再度コンタクトを取って、何があったのかの説明と、新に交換場所を決めなきゃならん」「言わせて貰うけど、あなたには驚かされるわ、ドン。今までずっと、あなたはシィラの中身を訊いてこなかったわよね」「ああ。どうでも良かったからね。気になるのは値段だけさ」「中身を知ったらあなたは心配になって、多分、誰に売るのかを考え直す事になるでしょうね」と言ったグレッチェンはレジをあとにする。何だか気になってきたセルフ。
コンビニのグレッチェンとセルフ

リンクの車はグレッチェン達を追跡中。だが、方向すら判っていない。そこにカンパニーから電話が入り、セルフたちの車がコンビニをあとにしたのを捉えたとの報告が入る。場所をナビで確認した車はUターン!
Uターン

林の中を逃げていくマホーン。後を追うラングには、マホーンの後姿が見えてる。分かれ道に来たマホーンは右へ。程なくして来たラングは悩んで左へ。そして走っているマホーンの目の前に、銃を構えたラングが立っていた。「動かないで」というラング。マホーンは荒い呼吸をしながら「上出来だよ、ラング捜査官」と褒める。「逃走中の囚人の心を読むのを教えたのはあなたよ。覚えてる?」「君に連行されるなら、俺は死んだも同然だ。判るだろ。だから・・・、俺は逃げる。俺を止めたいなら、俺を撃つしかない」「そんなことさせないで」「すまない・・・。いつかまた、どこかで。フェリシア・・」「私は、引き金を、引きますよ」と言ったラングを2~3秒みて、マホーンはゆっくりと走り出した。そしてラングは引き金を引く!追いついてきたウィーラーが「どうした?」と訊く。「逃げられました」と涙するラング。「見つけたのか?」「ええ・・・、私が見失わなければ、捕まえられたのに・・・」「どっちに行った?判るか?」「東の方へ」とラングは指をさし、ウィーラーはそっちの方に向かって追って行った。ラングが西側を向くと、ほんの少し先のそこにはマホーンが立っていた。お互いを見て、マホーンはそのまま走り去って行った。
撃つわよ

コンビニに来たリンクとスクレ。リンクが店員にグレッチェンとセルフが来なかったか、容姿を説明しながら訊いてみる。すると店員はバカにしたような笑いをしながら「お前ら、刑事か何かか?」と言う。リンクがふと目にした携帯を見て、さっき埠頭でスクレが捨てた壊れた携帯を思い出す。「これ、買って行かなかったか?」と訊くリンクに「さぁ、そんな奴ら覚えてないなぁ」という店員は、リンクに首を掴まれ、レジカウンターにうつ伏せにさせられる。「どうなんだよ!」と凄むリンクに「さっき買って行きました!」と答えた店員。「レシートをよこせ」と言って、リンクはそれを貰う。
コンビニのリンクとスクレ

どこかの倉庫に着いたセルフとグレッチェン。「もうすぐ来るわ」「バイヤーが誰なのか知ってるのか?」「いいえ。シィラの情報を持ち去るような連中に、カンパニーはどんなことでもするわ。それに、あんたは数人の奴等の妻と寝て、その時に枕の上にカードを残していくの?」「それはお前がジェネラルに使った手じゃないか?」とセルフに言われ、倉庫の入り口の前で歩いていたグレッチェンの足が止まった。「まあまあ、全てが終わっても、俺たちがお互いに誠実だってのもあり得ないだろ?君の幼い頃の写真、6枚目のカードの時の試み。君は奴を知りたかったけど、巻き込まれたんだろ?奴は君を罰したんだ。ゴミのように処理をした。君の本物のパパのように。少なくともそれらの代償は払ってもらいたいだろ?グレッチェン、俺は君を知ってる。宿題をしたんだ」「へ~っ。ドン。あなたは私のファザコンを暴露したってわけ。称賛するわ。でもね、その宿題はあなただけがしたんじゃないわよ。覚えときなさい」「ふ~ん、何か言いたいことでも?」「言ってあげるわ。何が来ても良いように準備することね。あなたは“6”に気をつけたほうが良いわ、ドン」と、やや怒り気味のグレッチェンは倉庫に入った。
倉庫前のセルフ

「私に話が?」と、オペ室から女医が出てきた。「ええ。モニターからは良くわからないんだけど、見る限り、あの成長した部分は視床下部にありませんよね?」「言いたい事は判ります。初期診断はそうだったんでしょう。でも、我々がそこを診た所、それは海馬にまで広がってるようでした」「なるほど。え~と、それで、除去によって記憶喪失ってのは有り得ますか?」「そうですねぇ、このようなケースでは、少しの部分を取り出さねばならないんですが、それは“ネットメモリー”と呼ばれる記憶には影響を及ぼしません。あの小さな部分に、我々の生涯の経験が活用されています。その大半は保管されますが、めったに意識して認識することはありません。その間の記憶が無くなる事があるかもしれませんが、彼がそれを知る事はありません。何故なら、その記憶があったことすら判らなくなりますから」と説明する女医。
ネットメモリー

マイケルは房で資料とにらめっこ。そのうちの一つに元素記号が書かれた紙に注目した。そしてその横にある、マイケルの父が残した格言のような紙を見て、それを剥がす。その紙の下には誰かが写った写真。その瞬間、房にいるマイケルと現実のマイケルの頭が揺れる。慌ててオペ室に戻った女医が看護師に「どうしたの?」と訊く。「血圧が下がってきてます。90の60です」と報告。執刀医に「何が起こってるの?」と訊くが「判らない」という。「ドーパミンの送出を12.5に増やして」などの処置が行われている。心配でガラスにへばりつくサラ。
90/60

房にいるマイケルは写真をジッと見ている。すると、写真だと思っていたのが、動画として再生される。そのシーンは、1枚目のシィラをゲットしたあと、カードホルダー達が集まっていた第3話のシーン。建物の影に隠れているマイケルに聞こえてくるジェネラルの「機が熟したら、Bargainを使う」という声。“Bargain”という単語が頭の中で繰り返され、マイケルはそれを壁に貼った白い紙に書き出す。その時にまた現実のマイケルがノッキング。「脳波が異常だわ。あらゆる所で脳が活動してる」「平均動脈圧が55です」「血圧も異常で、落ちてきてます。85、84!」「アトロピンを1mil与えて!」「マイケル?我々が判りますか?」とオペ室は慌ただしくなってきた。
BARGAINを書く

マイケルは房で資料を見つつ、ジェネラルの言葉や、これまでシィラを奪うまでの場面場面を思い出している。色んな場面やセリフを思い出している中、「シィラがある限り、我々は力を持ってる」というジェネラルの言葉を思い出した瞬間、房の出口が勝手に開いた。そしてウェストモアランドが「すまん、マイケル」という。
すまん、マイケル

現実のマイケルは「我々は彼を失いそうです!78!緊急カートを持って来て!」「喉頭部スコープだ。挿管しないと!」と更に慌ただしいオペ室内にいる。サラはガラス越しに泣きそうな顔で「ノー・・・」と呟く。
ノー、マイケル

房のマイケルは「どうなってるんだ?」と言うと「もう行く時間だ」と答えるウェストモアランド。
もう時間だ

現実のマイケルのモニターの波形が全て直線になった。目覚めないマイケル。「マイケル?・・・マイケル!」と叫ぶサラは、堪らずオペ室に入って行く。「何が起きてるの?何でマイケルは機能停止してるの?」と言いながら、マイケルの傍につく。「こんなのダメよ。ダメよ。逝かないで。まだ私たちは終わらせてないのよ」と声をかける。
まだ終わらせてない

房のマイケルも「まだ終わらせてないんだ」と々セリフを吐く。「マイケル、すまない。もう時間なんだ」というウェストモアランドに「頼むよ、チャールズ」
頼むよチャールズ

サラは「こんなこと・・・」と声をかける。
こんなこと

房のマイケルも「こんなこと」と言う。
マイケルもこんなこと

サラは「こんな事起きちゃいけない。一緒に終わらせるって約束したでしょ!」と必死に声をかける。
約束したでしょ

「大丈夫だ。君の役割は終わった」というウェストモアランド。「俺はまだ見つけ出してないんだ!」と叫ぶマイケルに「君はもう見つけたよ」というウェストモアランド。
まだ見つけてないんだ

「何かやって!」というサラ。
何かやって

房のマイケルは天を仰いで「やってるんだ!」と叫ぶ。
やってるんだ

オペ室では医者が“SERIES LOT”と書かれた瓶を取り、その中の液体をマイケルに注射。「諦めないで」と声をかけるサラ。
注射液

「リラックスしなさい。君はそれが悪いことだと思うかもしれないが、それは違う」とウェストモアランドに言われたマイケルは「死にかけてるって事?」と、か細い声で言う。「違う」というウェストモアランド。
死にかけ?

「諦めないで。諦めないで。諦めないで」と言うサラ。
諦めないで。諦めないで。諦めないで

房のマイケルは、書き出した“BARGAIN”の文字の前で苦しみ、動かなくなっているのか、左手で右手首を掴み、ペンを持って文字を区切り始め、“B”“AR”“GA”“IN”に区切った。「目にしたものが全てじゃないよ・・・。じゃあな、マイケル」と言って、ウェストモアランドは房を出た。「チャールズ・・・」と言ったマイケルだったが、房の出口は閉まった。
区切る

モニターの波形は平なままで、数値もゼロ。医者達もやや諦めムードだ。マイケルと医者達を何度も見るサラ。サラの「マイケル」と呼びかける声も小さい。「マイケル、私を置いて逝かないで」とサラが声をかける中、マイケルの頭の中の映像なのか、これまでのサラとマイケルのツーショットシーンの幾つかが映し出される。数秒後、マイケルは大きく息を吸い込み、目を覚ました。目の前にいるサラに「サラ・・・」と声をかけた。サラは勿論、医者達も安堵する。
目覚めたマイケル

「カンパニーがレシートからシリアルナンバーを追跡して、それが5分前に着信したのを突き止めた」とリンク。「何処だ?」というスクレに「2マイル先だ」と答えた。
2マイル先だ

その倉庫に、双眼鏡で覗いていた男がジュラルミンケースを携えて現れ、セルフとグレッチェンと面会。「3人だと聞いてたんだが」というバイヤー。「そうじゃない。そんな事より、金は持って来たのか?1億2500万ドルにしてはケースが小さすぎないか」というセルフに「我々は現金で取引はしない」というバイヤー。「アイテムの有効性が確認できれば、そっちの口座に振り込む。アイテムをいただけますか?」「いやいやいや。金を見ないと渡すわけには行かない」「私はデータが無傷であることを確認しなければなりません。じゃないと、あなたの持ってる箱は、ただの装飾箱に過ぎませんよ。話と言えば・・・」とバイヤーが言いかけたところで、グレッチェンは「彼にアイテムを渡して」と言う。「いやだ。俺は誰にも・・・」と拒否するセルフに「これはビジネスマンの取引よ。長引かせればこっちが危なくなるわ」と、グレッチェンはバイヤーに銃を向けながらセルフに命じる。仕方なくシィラを渡すセルフ。ジュラルミンケースを開けて確認するバイヤー。「それで読み込むのか?」というセルフに「その方があなたにとってもいいでしょ」と答えるバイヤー。
バイヤー

リンクたちも倉庫に到着。「奴等がそう簡単にシィラらを渡すわけがない。意味判るよな?」というリンクに「OK」と答えるスクレ。2人は銃を持って中に入り「分かれていこう」と、別方向に分かれた。
倉庫に到着

セルフは確認中の画面を見に行った。そこには“FUEL”“NUCLEAR”“WIND”“SOLAR”“BARGAIN”“WATER”“MEDICAL”“CROP”などのフォルダの中に、それぞれのファイルが並んでいた。「これがカンパニーのブラックブックか」というセルフ。グレッチェンも画面を見ている。
シィラの中身

そこで近づいてきたスクレが何かを踏んだか蹴ったかで、物音を立ててしまった。セルフとグレッチェンが出入り口に向かって歩いて銃を構えると、バイヤーもセルフたちの背後に銃を向け「これでシィラの行方は判らなくなるだろう」と言って発砲。セルフは手を撃たれたが、グレッチェンは木箱の様な物の陰に隠れた。ジュラルミンを持って逃げるバイヤー。そこに来たスクレに向かって撃ち続けたグレッチェンだったが、弾切れになる。「今日はラッキーデーね、シュガー」とグレッチェンが言うと「お前は違うな」と、彼女の後頭部に銃口を当てたリンクが言う。グレッチェンに銃を地面に置かせ、リンクは負傷してるセルフの元に向かい「奴は何処に行った?」と訊く。「知らない」と答えたセルフに「何処に行った!」と言って蹴りを入れる。するとグレッチェンが「逃げたわ。盗まれたのよ」と言う。グレッチェンに近づいてきて「誰にだ?」と銃を向けるリンク。グレッチェンはニヤリとして「私が死んだら、あなたは知ることができないわね」という。
私が死んだら

頭に包帯を巻かれて、少し背中が起こされたベッドに寝てるマイケル。その胸に、頭を乗せて寝てるサラ。サラは目を開けると、目の前にある、マイケルが逝きそうになった時の注射液の瓶を手にする。その瓶には“SERIES LOT”という文字の他に“022-7 9-1”という数字も記されていた。エレベーターの到着音が聞こえて、それを元に戻す。その人物(女医)が廊下を過ぎ去るのを待って、サラは身を起こした。するとマイケルも目覚めていたようで、サラに「キレイだね」という。サラは笑顔で「ウソツキ」と返す。「うまくいったの?」とマイケルは訊く。「まだテストは実行中だけど、彼らは上手くいったと確信してるみたいよ」「で、ここは何処?」「この手術については知っておく必要があるわよね。カンパニーの医者達がやったの。準備はジェネラルが全て行ったわ」「何で?」「判らないわ。リンカーンが対処したの。彼が言うには、彼にはプランがあるって。正直に言うわ。今、あなたは生きてる。それが私の全てよ」と、サラはマイケルの胸にキス。「笑うだろうけど、シィラの夢を見たよ。俺たちが知ってる情報って言えば、セルフが俺たちに話したことだけだ」「少し休んだほうが良いわ」「俺は本気なんだ。もし、あれがカンパニーのブラックブックじゃなかったとしたら。そうだとしたら・・・」と言ったマイケルは、ウェストモアランドの「目にしたものが全てじゃないよ」と言われた場面を思い出していた。「・・・もっと何かが」「例えば?」「何か、良いもの。何で、過去の情報をそうまでして守りたがるのか。カンパニーはいつでもそんな情報は消せたじゃないか。ジェネラルが言ってたんだ。“シィラがある限り、私たちには力がある”って。支配とか影響っていうような事の力についての話じゃないと思うんだ。エネルギーについて話てたんじゃないかと思うんだよ」と言いながら、マイケルは手元にあったカルテを挟んでるような紙に何かを書き始めた。「Boron(ホウ素)、Argon(アルゴン)、Gallium(ガリウム)、Indium(インジウム)。BARGAINだ。これらの要素を太陽電池に組み込む方法論が見つかれば、太陽エネルギーを100%利用する事ができる。その力は無限大だ」「そう考えれば、シィラのセキュリティにも説明がつくわけね。彼らは過去を護りたかったんじゃなくて、未来を護りたかったってことか。ワオ。疑問には思ってたのよ。つまり、あなたを治療した器具も薬も、どれもが一般市場には出回ってないのよ」「だとしたら、一部の連中が大金を払ってでもシィラを手に入れようとするのも説明がつく。それはカンパニーを倒すんじゃなくて、カンパニーになろうとしてるんだ。それを彼らは知っていて、知ってることをコントロールしてるんだ」「私たち、何をすればいい?」と訊いたサラを見るマイケル。
バーゲンだ

車を降りたスクレとリンク。スクレが「で、次はどう動く?」と訊くと「マイケルの様子を見てくる」と答えたリンク。「いやそうじゃなくて、その後だよ。シィラは何処かに行っちまったし、まだ追い続けるのか?って事」「判らん。後でそれを考えるよ」と、リンクが足早にカンパニーのビルに向かおうとすると、スクレが「ノー。俺はここにいられないよ、リンク。もうこれ以上はできないよ。サラが言うには、マイケルは無事だって。それだけで十分だ。でも、俺は俺の生活をしなきゃならない。もう死体を見る事が無いような生活を。逃げる訳じゃないんだぜ。俺は・・・、俺は行くよ」と突然の別れを告げる。同じく家族を持つ身として、スクレの気持ちを理解したであろうリンクは「お前がいなかったら、決してやれなかった。全てやってくれた。俺たちの為にやってくれた。絶対に忘れないよ」と感謝した。「・・・いよいよって時にすまない。とにかく・・・、気をつけてくれ」「ああ」と言ったリンクとスクレはハグ。「ありがとう」と言ってリンクがビルに向かおうとすると、スクレが呼び止めた。「あんたとマイケルが全部を終えてサーフショップをオープンするときは・・・」「スキューバショップだよ」「ああ、スキューバショップか。そん時は呼んでくれよ」「頼りにするぜ」と言い、笑顔で別れた。
スキューバショップ

「誰が持ち去ったのかは判ってるのか?」と、ジェネラルはご立腹。「いや、セルフとグレッチェンが知ってる」「そいつはいい。お前達でチームを組め」「あいつらとは働きたくない」「それなら、バースデイハットを被った猟犬とでも働くか?言われたことをやるのが従業員であるということを意味するんだ。お前には覚悟と献身さがある。だがお前程度の経歴の穴埋めなんて、セルフやグレッチェン、バグウェルでさえも用が足りるって事だ。お前達は私から何かを盗んだ。お前達全員で取り戻すんだ。それと、この件はお前1人じゃどうにもできない。内心じゃ判ってると思うがな」「・・・彼らに会わせてくれ」「誰も知らないんだ。お前は気づいたかもしれない。予想外の事が起きるって事に。それはお前達の家族にも起こり得る事だ。そう、マイケルについてだが、彼に話すつもりかね?それとも私から伝えようか?」とジェネラルに言われ、険しい顔をするリンク。
怒られるリンク

バイヤーの所に電話がかかってきた。その電話からは「持ってるの?」という女性の声。ん?リサっぽい声だなぁ・・・。「ええ、ありますよ」というバイヤー。「そう。どうするのか判ってるわよね」という電話主。
バイヤー2

マイケルの元にリンクが来た。笑顔のマイケル。「前にお前を病院で見たのは、リトルリーグで腕を折った時だったよな」「ああ。俺がセカンドベースにスライディングした時、何処かの乱暴者にね」「あん時はすまなかったな。でも治ったろ?」「ああ。今回もそうなるよ。・・・兄貴が俺たちをここから出すためにどんな計画を持っていても、俺たちは上手くやるよ」「お前はここからは出ないよ、マイケル」「どういうことだ?」「取引をしたんだ。お前の命とシィラを引き換えにな」「何でそんな事を?」「お前が体中に刺青をしたのと同じさ。そして、フォックスリバーを脱獄した」「それとは違う・・・」「違わないよ。それがこれまでにあった全てだ。・・・俺たちは1つの事をカンパニーのためにやる。そして彼らは俺たちの人生を手配してくれる」「兄貴はホントに彼らを信じてるのか?」「他に誰を信用しろってんだ?政府か?ドン・セルフのような奴らか?俺はもう愛する者や友人達の死を見たくないんだよ、マイケル」「シィラは俺たちが思っていたものとは違ったんだ。全然違う」「知ったこっちゃねぇよ」「兄貴がそんな事を言うなんて、理解できない」「戦う価値があるものは、唯一、家族ためだからだ。これで全てが終わるなら、俺は何でもやるつもりだ。それでお前と、俺と、俺たち全員が仲良く生きていけるんだ」「兄貴がカンパニーの事を知ったらそんな事できると思うか?」「お前は俺がカンパニーについて知ってることを知りたいのか?ママは生前ここで働いてたんだ」と言ったリンクは、“TOMBSTONE Ⅱ”のノートをベッドに投げた。ショックを受けるマイケル。「俺は今、家業に取り掛かってるんだよ」と言って部屋を出ようとするリンクに「リンク、やらないでくれ」とマイケルは言うが「話は終わりだ」と言って部屋を出るリンク。「リンク!リンク!」と止めるマイケルの声を背にしながら、振り向かずにエレベーターに乗り込んだリンク。今のマイケルはそれを見ているしかなかった・・・。
ママは生前

行っちゃうリンク

みてるマイケル

ってなところで次週へ~~~。

何だかスンゴイ展開になってきました。訳してる私もよく判ってない、っていうか「どういう意味?」みたいなのが今回は特に多くて、きっと、読んでくださった方々はもっと意味が判らないと思います・・・。おかしな訳や誤訳があったら、ご指摘くださいませm(__)m

そんな中で、まずはマホーンは脱走したまま、スクレは帰っちゃったで、味方がどんどん減ってます。そこに来て、お母さんが生前にカンパニーで働いていたなんて・・・。で、リンクは「ファミリー・ビジネス」って言ってました。ってことは、ジェネラルとの血の繋がりがあるって事なんでしょうか。だとしたら最悪ですね・・・。とはいえ、リンクは絶対に何かをマイケルに隠してますよね。何だろう・・・。

でも、シィラは良い装置の元ネタだってんなら、結局はジェネラルもシィラを狙ってる奴等も、全員の目当ては金って事ですよね。やっぱ争いはその辺りになっちゃうんですね~。ま、人間の欲なんて際限無いしね(笑)

それでは、リンクがジェネラル言われた通りにセルフやグレッチェン、T-BAGとチームを組んじゃうという、次回の予告です~~。
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