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5話冒頭

バーを出たサラ。周囲に気を配りながら外を歩いてアジトに向かう途中、何気に立ち止まりバッグの中を見てみると、クレジットカードがない事に気づく。財布にも入ってない。周囲を見渡すと、反対側の車道に停まっている車の陰に隠れる男を見つけた。後ろを感じながら、ゆっくりとサラが歩き出すと、車の陰からワイアットが現れる。

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アジトではマイケルが「ビデオを出来るだけクリアにしたんだが、彼らを判別するにはあんたみたいな人間が必要なんだ」とセルフ(←ドンじゃなくて、こっちに統一します)に話しながら、ビデオから切り取った人物の写真が貼ってあるボードを見せる。するとセルフは、そのうちの1人を知ってると言い、しかもその男・グリフィン・オーレンは、同じビル内で働いており、彼は財務省のロサンゼルス支局の局長だという。「だったら、あんたは近づけそうだな」というマイケルだが、セルフは「そう簡単には行かない。理由が必要だ」と、やや困惑。「理由なら何とかする。そうだな・・・、アルカイダに盗まれた無記名債権(?)を使われたってのはどうだ」「オイオイ待てよ。政府が絡む問題で嘘をつけってのか?バレたら5年は刑務所行きだ」とビビるセルフに「俺たちはそうやってきたんだよ。エージェント・セルフ君」と言いながら、マイケルは容赦なく携帯コピー機をセルフに渡す。
ようこそセルフ君

カフェでマホーンは誰かを待っている。店に入ってきたのはパム。席についてマホーンは「会ってくれてありがとう。君に会うために出てきたんだが、遠くには・・・」と言いかけると、パムは「ごめんなさい・・・。でも、あなたが写真を見せるって言ってたから・・・」と答える。すぐにマホーンは書類袋から資料を取り出し、1人ずつ見せていく。1人目。首を振るパム。2人目。同じく首を振る。3人目を見せた時、すぐ反応して泣きそうになりながら「彼よ」という。勿論、その写真の男はワイアットだ。「奴を見つけてやる。すぐに・・・すぐに・・・探し出す」と怒りと悲しみで泣きそうになるマホーン。泣くのを耐えながらパムは「あなたはこれまで、仕事について私に話すことはなかったわ・・・。あなたはイイ人だった・・・。なぜあなたと結婚したか、なぜあなたと家族になったか・・・」と言って、向かい側の席からマホーンの隣に席を移して続ける。
泣くマホーン
「昔を思い出してしまうのよ。あなたは犯人を捕まえるまでは、家庭を顧みなった。家でも仕事をしていたわね。私は、そんなあなたを憎んだことさえあったわ。でも今はそうしてほしい。私を安心させるたった1つの事がそれなの・・・。彼を捕まえて」と言う。パムの話を聞きながら大声で泣きたいマホーンは手首を噛みながら声を出さないように耐えていたパムがセリフ終わりにバッグの中から紙に包んだ銃を取り出し、テーブルの上に置いた。躊躇う事無く受け取ったマホーン。2人は手を取りながら、悲しみに耐えていた。
マホーンとパム

足早に歩くサラ。そして小走りに。後ろにワイアットを確認するや猛ダッシュ!
ダッシュ!
追うワイアット。
追うワイアット
行き止まりになった土手から、それに沿っている片道2車線の道路にサラは飛び出し、クラクションを鳴らされながらも反対側へと無理矢理に渡って行く。
横断
ワイアットも同じように追うが、サラは何とかワイアットを撒く事が出来た。
撒かれたワイアット

GATEの自分のオフィスでティーパックのお茶をマグカップで飲みながら、ジッと鳥の本とにらめっこしてるT-BAG。その左ページの角には"ScyllA"の文字。"ん~・・・"と考えながら再びお茶を飲むと「何やってるんですか?」と、前回にこのオフィスまでT-BAGを案内してきた社員が入ってきた。彼の名前はブラウニーというらしい。突然声をかけられたT-BAGはチト驚いて、あぶなくお茶を吹き出しそうになる。吹き出しはしなかったものの、テーブルの上に数滴のお茶がこぼれた。そしてマグカップからは一筋のお茶が表面を伝ってる。
滴るお茶
T-BAGは彼に「ちょっと調べ物をね。肩慣らしをさ。羽を広げられないカゴの中のインコがその羽を回してるようにね」と誤魔化したが、ブラウニーは「もういいんじゃないですか?あなたは世界一のセールスマンじゃないですか。みんな期待してるんですから」と、前回とは打って変わって、かなり冷たい感じ。その間、カップを伝ってる一筋のお茶は少しずつ下に向かっている。そしてブラウニーが出て行った時、その滴が鳥の本の上にポトンと落ち、ある1ページを少し濡らしてしまった。"あ~あ"と思ったT-BAGだったが、その濡れたところから何か絵のようなものが滲んできた。それに気づいたT-BAGはティシュにお茶を含ませて、そのページを濡らしていく。すると、地図のような、見ようによっては梯子のようなものが表れた。
地図?

アジトではマイケルがビデオから切り取った写真の前にいて何か考え事。そこにマホーンが帰ってくる。「サラを見なかったか?」と尋ねるが、マホーンは知らないと言う。テーブルの方ではスクレとリンクが何やら言い合っている。T-BAGを探すか否かで揉めている様だった。スクレは「奴がシィラの鍵になるかもしれない鳥の本を持ってる」という理由から、T-BAGがいた辺りのビルを探すべきだ、と。リンクはあの辺りはビルが多いし、第一、フォックスリバーの脱獄者たちが人目の多い場所で何やかんやとやるのは危険だという事で反対。そこで間に入ったマイケルの答えは「リンクの言い分は確かにそうだが、あの辺りを隈なく探せ」だった。その仕事をベリックとスクレに命じた。早速仕事にかかる2人。
何を揉めてる?
ローランドはマイケルに「財務省だろ?セルフが2~3フロアのコンピューターの傍を歩けば、俺たちゃ億万長者になれるんだけどなぁ」と言うが、マイケルは「目的はカードだけだ」という。
カードだけね

セルフはマイケルに言われた通り、オーレンに会うためにフェデラルビルディングへ。彼のオフィスの受付に「国保省のドン・セルフだ。アメリカ国民に関る一大事だからオーレンに会わせてくれ」と言い、まんまと入室。アポなしで来たせいか、オーレンには「緊急かどうかは私が決めるから、ホールにいるアンジェラと話してくれ」と言われ取り合おうとしない。セルフは「我々がアルカイダの盗聴によれば、債券が・・・」とマイケルの案の通りの嘘をついた。するとオーレンは「シリアル番号は判ってるのか?」と話に乗ってきた。「知らない」とセルフが言うと、オーレンは壁側にある金庫に何かを収めようと扉を開けた。その瞬間、アジトのローランドのPCに反応がある。金庫の暗証番号を打つ際に「向こうを向いてろ」と言われてたセルフだったが、金庫の扉が閉まった音を確認してか、そっちを見た。その金庫にはプッシュホンのように並んだナンバーの上に、何かマークのようなものがあった。
マーク

そして金庫が閉まったのと同時に、アジトのPCの反応も消えてしまう。オーレンに「6時間後にはアジアに出張なんだが、その前にFBI、CIA、国保省のチーフたちに会う。何かあれば君のボスから話があるだろう。それと、二度と許可無くここに来ることは許さん。またやったらアラスカの国境警備に配属するぞ」と脅され、ビビりながらオフィスを出たセルフはマイケルに「どうだった?」と電話する。
脅すオーレン

マイケルは一瞬だけ反応があったことを話すと、それは金庫の中だろうという確信を持つ。だが、セキュリティが厳重だし、オフィスに侵入できたとしても金庫を開けるのは無理だし、嘘がバレるのも時間の問題だから、他のカードホルダーを先に当たったらどうかというセルフに、マイケルは「ビルの設計図を手に入れてくれ」と強引に頼んで電話を切る。
設計図をくれ

そこにサラがアジトに戻ってきた。「誰かに尾行されてるの!1マイル前くらいのところで撒いたけど、きっと近くにいるわ。ここも突き止められちゃうかも」とマイケルに説明。リンクに男の特徴を訊かれ「背が高くて、黒人で、顎鬚があって・・・」と言ってると、マホーンが「こいつか?」と写真をサラに見せた。「・・・そう」と答えると、リンクは誰なのかを尋ねた。「息子を殺した奴だよ」とマホーンが答えると「俺たちを殺しに来たのか」とマイケルに緊張が走る。
写真を見せるマホーン

アジトの前の埠頭で、マホーンはサラにその男について尋ねていた。サラはバーに2時間位いたこと、ブルース名義のクレジットカードをそこで無くした事などを正直に話した。
マホーン&サラ

アジト内では、マイケルたちが設計図を見ながら作戦を練っている。セルフは「オーレンのフロアに行くまではチェックポイントが多く、偽造IDを作るにしても2週間はかかる」という。マイケルはオーレンがいる10階にはチェックポイントが無い事に気づくが、そこに行くまでは全てのチェックポイントを通過しなければならないから、誰にも気づかれずにそこまで辿り着くこと自体が無理だとセルフに言われる。「ただ、魔法を使っていきなり10階に現れて、コトを終えたらまた魔法で消えることができれば別だけどな」と付け加えるセルフ。マイケルは「駐車場はどうだ?そこでバンはチェックされるのか?」と訊く。「勿論だ」と答えたセルフだが、マイケルは「駐車場から入ろう」と言う。セルフは「詳細が必要だが、そっちは私が何とかしてみよう」とその案に乗り、金庫にあったマークをマイケルに書いて見せた。
駐車場から入ろう

地下に降りてきたワイアット。見張りの男に「これを塗って下さい」と言われ、クリームのようなものを鼻に塗って、グレッチェンのいる拷問部屋に入る。うな垂れているグレッチェンの顔を上げ口を塞いでいるダクトテープを剥がす。「サラをL.A.で発見した。そこにはマイケル・スコフィールドもリンカーン・バロウズもいた。何故だ?」と尋ねるワイアットに「サラ?あぁ、あのビッチね」と、おトボケに答えるグレッチェン。「時間の無駄だった。お前は拷問慣れしてるようだから、他の手を使うことにしたよ。鼻ってのは驚異だ。ある匂いは脳を活性化させてくれる。コーヒー豆やブルーベリーの匂いを嗅ぐと、人間には良い影響を与えてくれる。だが、死に至らしめる匂いってのもあるんだよ。最初は吐き気や目まい、目が焼けるような前兆が現れ、そのうち精神も破壊されていくんだ」と言いながら、グレッチェンの顔の前に、後ろにあったバケツを持ってくる。咳き込むグレッチェン。「教えろ」というワイアットだが、グレッチェンは知らないと答える。ワイアットは「もう1日だけ待ってやる」と言って再びダクトテープをグレッチェンの口に貼り、バケツを彼女の足元に置いて去っていった。出て行ったのを確認したグレッチェンは、椅子の釘抜きに取り掛かる。もうじき抜けそうな釘。
ワイアット&グレッチェン

セルフの書いた金庫のマークから機種が判明。それは最上位機種で、開けるにはオーレンの指紋認証が必要かつ12桁の暗証番号が必要。更に、人肌を確認できるモノなので、紙にプリントしたような指紋などでは弾かれてしまうからアラームが鳴るし、勿論、こじ開けようとしてもアラームが鳴る。製品は一見スチール製だが、中身は4分の3インチのコバルト合金の硬い金属で覆われているから、ドリルを使ってもビクともしないという。セルフは「ガレージまでは行けるだろうが、そこから先にはまだ4つの問題がある。10階まで通常通りに行くことはできないし、行けたとしても入室は無理だ。だが、その部屋に近づくという方法はある。オーレンは1日に1時間だけ部屋を空けるから、やるならその1時間を利用するしかない。でも、オーレンの同僚が一人位はいるだろうから、ドリルのデカイ音を出すのはいただけない。このビルは国土安全保障が設計した、侵入も脱出もできない構造になってるんだよ」と、殆ど手段がない事を説く。「フォックスリバーもそう言われてたよ」と、やる気十分のマイケル。そしてビルの設計図を見ながら「隣の部屋は誰のだ?」と、そこを指して訊いた。「司法省のサム・ミドルトンのオフィスだ。この壁でオーレンとのオフィスを分けている」と答えるセルフ。金庫は壁を隔てた所に置かれてあることから、マイケルは何か閃いたようで「いくつか用意してもらいたい物がある」とセルフに言った。
用意してもらいたい

マホーンはローランドに頼んで、サラのクレジットカードが使われた時間を調べていた。それによると、クレジットカードがバーで使われたのは10:32。そこでマホーンはサラにワイアットを見た時間を尋ねると「11:00頃よ」という回答。「どの位歩いた?」「10~15分よ」「奴がその連絡を受けた時、奴はある場所にいたと仮定しよう。車で18分以内の場所からサンペドロのラウンジバーまで、全方向に時速30マイルだとすると9マイルの半径だから、主な高速道路を使って半マイルだと、10号、110号、450号あたりか」と地図を広げながら絞り込んでいくマホーン。サラは「つまり、住んでるじゃなくてホテルから来たってことね?」と言って電話帳を広げる。マホーンは「多分そうだろう。そしてそのホテルにはいつでも車を停められて、駐車係に車のキーを預ける必要が無く、クレジットカードも預ける必要の無いところだ。急いで調べてくれ」とローランドに頼んだ。
ワイアットを探せ

鳥の本にお茶を使ったのでカップが空になったT-BAGは、受付の巨乳女性に内線を入れる。「トリシェイン、レモンティーをくれないか」というが、手が離せないと断られた。仕方が無いから自分で取りに行こうと振り向くと、受付にはスクレとベリックがいた。慌てて椅子に身を潜める。ベリックが「保険会社の者です。この男が100,000ドルを遺産相続することになったんで探してます」とT-BAGの写真を見せながら言い、続けてスクレが「見つけてくれた人には10%のお礼を差し上げてます」と笑顔で言った。「10,000ドルも貰えるの?」と笑顔で答えるトリシェイン。その様子を椅子の陰から見ていたT-BAGは、テーブルの上のペーパーナイフを手にして様子を伺う。トリシェインは「ん~・・・」と写真を見ながら出した回答は「ごめんなさい。知らないわ」だった。「そうですか。じゃあ、もし何か判ったら連絡をください」と言ったスクレ。電話番号をメモった紙はベリックが渡した。帰り際、ベリックは社名をみて「GATE?」と言ったら「Greatness Achieved Through Excellence」とトリシェインが笑顔で答えた。「ふ~ん」と言ってその場を去った2人を確認して、トリシェインは後ろを向いて椅子の陰からこちらを見ているT-BAGを見た。
身を潜めるT-BAG

アジトではマイケルが何やら黒い粉を混ぜている。「おもちゃでも作ってるのか?説明してくれないか」とセルフに言われ「アルミニウム粉と酸化鉄を混ぜ合わせて、少し熱するんだ」とマイケルが説明すると、セルフの携帯が鳴った。相手はオーレンの隣の部屋のサム・ミドルトン。マイケルが何かのスイッチを入れてモーターの音を出したもんだから、セルフは"シィーっ"という仕草。「奴等を確実に起訴できるのかを確認したかったんですよ。それでは」と言って電話を切る。セルフが話してる間、マイケルは機械の一部から何かフィルターのようなものを取り外して、それを元に戻した。ランチの約束を取り付けたというセルフに「グッドラック」とマイケルは言って、黒い液体の入った旅行用のシャンプーくらいの大きさのボトルを渡した。それを受け取ったセルフは準備に向かう。マイケルはスクレに電話して「そっちはとりあえず中断して、俺と合流してくれ。場所はサンタモニカとセンチュリーウェストの角だ」と言って電話を切り、目の前にあるさっき音を出した機械のスイッチを入れて音を聞き、さっきより大きくなっている音にニヤリとする。
黒い液体

フェデラルビルの地下駐車場に向かって1台のバンがやってきた。駐車場入り口で、運転してるセルフと警備員が他愛も無い話をする。問題なくそこを通過したバンは駐車場に入り、エレベーターの前に後ろのドアが来るように停車。そこからは清掃員のツナギを着たベリックとスクレ、スーツを着たマイケルとリンクが降りてくる。4人は降りてきたエレベーターに乗り込み、セルフがエレベーターの中にあるセンサーにIDをかざし「判ってるとは思うが、万が一の事になっても、決して俺の名前は出すな」と言ってマイケルたちを送り出した。
エレベーターに乗り込む4人

行き先の10階を押したあと、階数表示のあるパネルをこじ開け、スクレが何やら細工を施した。するとエレベーターは他の階には停まらずに直行。9階を過ぎて10階に着く直前でエレベーターを停める。エレベーターの天井から10階に行こうという作戦だ。
エレベーターに細工

落ち着かなくて自分のオフィス内をうろついてるT-BAG。そこにトリシェインが入ってきて「保険会社から来たとかいう2人の男が来て、あなたを差し出したら10,000ドルくれるって。で?こちらでは何て言ってくれるのかしら?」と、どうやら口止め料を要求しているようだ。数秒の間の後「君は今、何でも願いをかなえられる妖精を捕まえたんだよ」「あら、そうなの?今、サインを待ってるあなたの小切手が私のデスクの上にあるの」「次の言葉はよ~く考えたほうがいいぞ。妖精はご主人様の要求には逆らえないから。次の言葉が願い事なら、それが欲張りだと判断されると、君は壊滅しちゃうかもしれない」と、T-BAGは静かに脅しをかける。ややビビった顔をしたトリシェインだが「今後永久に、あなたの稼ぎの3%を貰うってのはどう?」と言う。またも数秒の間を空けたT-BAGはニヤリとしながら「いいだろう」と答えた。
トリシェイン

10階に来たセルフは予定通りサム・ミドルトンのオフィスに入り「こんな事で予定を入れてもらって悪いな」と言ってランチで外に出るはずが「いやいや、気にしてないよ。それより、腹が減ってるだろ?」とサムはハンバーガーを差し出した。気を遣ってセルフの為に用意していたのだ。こりゃヤバイと思ったセルフは「てっきり外でランチだと思ってたよ」と言うと「ここじゃまずいのかい?」とサムに訊かれ「お、俺はベジタリアンなんだ。新しいダイエット法でさ。通りの向こうにいい店があるんだ。おごるからそこに行かないか」とややしどろもどろ気味で切り抜けて、外でランチをすることとなった。セルフはオフィスから出る時、ドアの前の床(カーペット)にマイケルから渡されたボトルから、黒い液体をさりげなく(でもないけど)撒いていった。
液体をまく

エレベーターの天井から抜け出た4人は、天井裏から10階への侵入に成功。スクレとベリックは通風孔から備品室に下りてきた。通風孔のパネルを締めるために、そのパネルは天井裏にいるマイケルが手でキープ。としたところで職員らしきオバチャンが入ってきた。「女子トイレにトイレットペーパーがないのよ」と言うが「あとで持って行きます」というベリックに「今すぐ必要なのよ」という。辺りを見渡してベリックが渡したのはキッチンペーパー。"もういいわ"という顔をして中に入ってきて自分で探し出すオバチャン。トイレットペーパーを探し当てた彼女はベリックたちの前に立ち「ちゃんと仕事してよね」と文句を言った。彼女の立った場所は通風孔のほぼ真下。文句を言ってる彼女の肩に血が滴ってきた。それはパネルを抑えているマイケルの鼻血。気づかずにオバチャンは部屋を出て行ったが、横にいるリンクは鼻血が出ているマイケルをじっと見ていた。
また鼻血

アジト前の埠頭にいるマホーンに、ローランドが「53のホテルがマッチしたよ」と報告に来て、プリントアウトした紙を渡した。そして「人は育つ環境で形成されるのか、生まれつきそうなのかっていう記事を前に読んだんだ。結論としては、人それぞれだって事らしいんだけどさ。DNAは色んな結果をもたらすんだって。なるほど、確かにそうだなって思った。同じ家で育って同じ学校に行ってた兄は数学の教授、姉は小児科医になったってのに、僕だけが泥棒になって、女とクスリに浪費する生活。マイケルは天才だし、あんたは法の執行官なわけでしょ?つまり・・・、今あんたが追ってる男は、殺人者になろうと思ってそうなったんじゃないと思うんだ」と言うローランドにマホーンは「次に言う言葉は慎重に選べよ」と、やや怖い目つきで言った。「あ、いや、その・・・、僕は、自分は自分でしかないって言いたかった訳で・・・」と言うも、マホーンは無言で"協力ありがとな"といったような仕草でその場を立ち去った。ローランドは"あ~、俺ってば、なんで上手く伝えられないんだろ"というような表情でいた。
ローランド&マホーン

サムのオフィスのドア前に来たスクレは、わざとらしく黒い液体の染みを見つけて、無線で"清掃仲間"のベリックを呼び出す。「どうしたの?」と秘書に聞かれて「ここが汚れてるんで掃除します。90分ほどかかりますけどご勘弁を」と答えるスクレ。「黒か?」と、これまたわざとらしくベリックが来て「コンセントはどこですか?」と尋ねる。「部屋の中よ。ボスがランチから帰ってきたら残りはあとにしてね」と秘書が告げる。部屋の中に入ってベリックがコンセントを入れて掃除機の音が鳴り出したところで、天井の通風孔からマイケルとリンクが部屋に下りてきた。
清掃開始

すぐに準備を始める2人。リンクは本棚をずらし、マイケルはそこの壁にセキュリティが無いかをセンサーでチェック。そして壁にバツ印をつけた。そこをハンマーで叩くリンク。
壁を叩く

ドア前ではスクレとベリックが掃除機をつけっぱなしで洗剤ムースを付けたりしている。掃除機はかなりの騒音だ。
洗剤ムース

リンクは壁を四角くくり貫き、マイケルは次の準備中。そこでリンクはマイケルに「鼻血、いつからだ?」と訊くが、マイケルは大したことは無いという。「13歳の時は大変だったじゃないか」というリンクに「サラには言うな」というマイケル。「サラは医者だ。彼女なら助けてくれる」「暖かい気候のせいだよ。それより仕事にかかろう」と言って、マイケルはリンクにドリルを渡す。時間が無いこともあって、リンクはまずは仕事をする事にした。このドリル、先が尖っているものではなく、直径10cmくらいの円形になっていて、その形でくり貫けるもののようだ。
仕事にかかろう

アジトではローランドとサラ。ローランドが「カンパニーの事は全然知らないけど、多くの金が絡んでるのは確かみたいだね」とサラに資料を渡すけど、サラは「判らないわ」と生返事をして仕事に集中。「リサ・タバックはラオス行きの飛行機に乗ったのよね?その時グリフィン・オーレンはアジアの何処かに行ってたのよ・・・」と言い、モバイルでラオスを検索するサラ。
リサは飛行機で・・・

ある程度の円形の形がついたところで、マイケルが調合した粉をその輪郭に注入。そして再びリンクはドリルを当てる。ドア前では相変わらずの掃除機の騒音。"うるさいわねぇ~"という顔をする秘書だが、時計を見て我慢した。サムが帰ってくるまでの辛抱だと思ってるんでしょうね。
粉注入

マホーンはサラが訪れたバーに来た。例のオバサンのバーテンに「私は私立探偵でサラに頼まれた。彼女はこの男に追われてるから、何とかして捕まえたい。彼女は彼にアゴの骨を折られたんだ」と言ってワイアットの写真を見せた。最初は「関りたくないわ」と言ってたバーテンだったが、「彼は彼女が出て行くと、彼もすぐに店を出たわ。確か車で来てて、色はグレーのセダン。多分、レンタカーだと思う」という話を聞きだすことが出来た。
マホーンとバーテン

ワイアットは泊まってるモーテル(?)に来て、フロントの男に300ドルと赤いメモ用紙を渡して「ちょっとした事をその300ドルで頼まれてくれないか。300ドルにしては簡単なことだよ」と無表情で言った。
フロントにお願いするワイアット

「うるさくて気が散るのよ」と言って、サムの秘書が掃除機のスイッチを切り「中にある書類を取りに行きたいの」と言ってドアを開けようとする。勿論、中にいるマイケルたちはドリルをストップさせている。「ちょっと待って。うるさいのは十分承知です。でもこれをキッチリと終わらせないとシミが残ってやり直さないといけなくなる。私が代わりに取って来ますよ」と言って、スクレは中に入った。マイケルに「あとどれ位だ?」と訊くと「あと数分でコピーの準備が出来る」と答えた。外に出たスクレから書類をもぎ取るように取った秘書は何処かに歩いていく。掃除機のスイッチが入ったことで、ドリルも再開。
入らないでね

隣のオーレンのオフィスに男が尋ねてきた。足元しか映っていないまま「グリフィンはいるかね?」と秘書に尋ねる。秘書は「ミーティング中です」と答えたものの、彼の顔を見るなり「急用なら呼び出します。オフィスでお待ちください」と態度を変えた。顔は映らなくても、声で彼がジェネラルだということはすぐに判ります。ドリルを止めてくり貫きまでの数値を計ったマイケルが「もう少しだ」と言って、再度ドリルを回そうとしたところ、隣からドアが閉まる音を確認。「誰かきたぞ」と言って、壁に耳を近づけるマイケル。「多分、座ってるな。彼が来るまで帰らないつもりだ。ドリルの音が聞こえちゃうな」というマイケルに「やらないと」というリンク。「テルミット(金属アルミニウムと酸化第二鉄の粉末の混合物)を活性化させるのに熱が足りないだろ?」というマイケルに「16分の1までなら回転数を落としてもなんとかなる」というリンク。
なんとかなる

マホーンは先程ワイアットが来たモーテルに到着。車から降りる前に銃を確認してフロントへ。マホーンは先に電話連絡をしていたようで、グレーのセダンについて尋ねた。するとフロントの男は、マホーンに見せられたワイアットの写真を見て「ああ、彼だよ」と言う。「部屋ナンバーは?」「130だけど、もうチェックアウトしたよ」と言われて悔しがるマホーン。それでも「何処に行ったのかとか、何か手掛かりになる事を知らないか?」と尋ねるが、フロントの男は首を振る。「・・・じゃあ、部屋を見せてくれ」というマホーンに「1時間19ドル、夜なら59ドルだ」と要求。「わかった。キーをくれ」と金を払って部屋に向かうマホーン。その途中、何かピーンと来た。フロントの男は赤いメモ用紙に書かれた電話番号に電話し、ワイアットに「あんたを探しに来た男が来たよ」と告げたら、横で銃を構える音。マホーンが戻ってきていてフロントの男に銃を向けていたのだ。男は「あ、いや勘違いだったみたいだ。それと、私の勤務時間が終わりになるが、それまでは誰も来なかった事を言っときたくて」と苦しい誤魔化しをして電話を切った。マホーンは「騙したな?そのメモ用紙を渡してもらおうか」と言って、赤いメモ用紙を奪う。
赤いメモをよこせ

ジェネラルが来たってんで、オーレンは自分の部屋に戻ってきた。「お待たせして申し訳ありません。何かあったんですか?」と訊くオーレン。「出発の準備が整った」と告げたジェネラルに「大丈夫です。あと5分もあれば出発できますよ」という会話を壁越しに聞いてるマイケルは「時間がない。回転数を落としてやってしまおう。奴等が話し出したら再開だ」という。
様子を伺うマイケル

ジェネラルは「財務大臣は君の到着を待ち侘びてるぞ」というと「IMFや世界銀行との交渉は上手く行ってますから、ラオスなら余裕で大丈夫ですよ」と言ってオーレンが自分のデスクに移動したところで、マイケルはドリル再開のGoサインを出す。しかし、回転数を落としたとはいえ、金属をドリルで壊そうとしてるので、さすがに無音というわけにはいかない。そんな音が聞こえてるジェネラルだが、とりあえず話し続ける。そこで金庫の裏側の穴が開いたのでドリルをストップ。マイケルは穴から手を伸ばしてカードを拝借。携帯コピー機と横並びにしてコピー開始。リンクはローランドにそれを報告。ローランドがPCを操作してる一方、サラはモバイル動画でニュースを見ていた。そのニュースは「ラオスでは天井知らずのインフレで食物暴動が起きています。首都のヴィエンチャン市では200人を超える犠牲者が出た模様です」と伝えていた。
工事でもやってんのか?

カード、携帯コピー機、細い定規の3つを並べてデジカメで撮るマイケル。現在、25%のコピー完了。カードを裏返してもう1枚撮影。それが終わるとマイケルは、穴からジェネラルとオーレンの会話に聞き耳を立てる。「通貨政策は最終手段だ」「仕事については心得ていますよ、ジェネラル」「今日という日は非常に重要な日だ。私は役割を担っている全ての連中を把握している必要があるんだ」「そういうお話なら電話でも良かったはずでは?私、何かやらかしましたか?」「ここ数日間、いやな動きがあるんでな。それが心配だ。今日、ターゲットの1人がL.A.に潜伏しているという確証を得た。その事実の一つとして、リサのボディーガードの1人が殺された」「それはトルコ人と結婚したからじゃないですか?」「それは公式での話だ。・・・グリフィン、カードを今すぐ見せてくれないか」「勿論です」という会話を聞いたマイケルは「あとどのくらいだ?」と訊くと、現在は72%だというローランドの回答。間に合うのか!?
コピー中

グリフィンは立ち上がり、金庫の扉を開けるとそこには例のマーク。暗証キーをプッシュしだしたグリフィン。マイケルはカードを元の場所に戻し、携帯コピー機を手に持って穴の傍でコピーを続行。86%、87%、90%・・・。グリフィンがロックを解除して扉の取っ手に手をかけた。92%。取っ手を回したグリフィンが扉を開ける前に「15年間一緒にやってきたのに、まだ信じられてないとは・・・」とジェネラルに言うが、彼は「カードを見せてくれればいい」と言うだけだった。この時点で95%。そしてグリフィンが扉を開けた!そこにはグリフィンが保管した通りにカードが置かれており、穴も塞がっていた。間一髪だった。カードを手にしたグリフィンはジェネラルにそれを手渡す。「カードを持ってる連中全員に、今後は24時間、肌身離さずカードを持たせる事にした。君も例外じゃない。何かあったらすぐに連絡しろ」と言って、ジェネラルは部屋を出た。マイケルは100%コピー完了の報を受けて脱出の準備。
95%!

「結局、何を言いたかったんだい?、ドン。なんだか歯切れが良くなかった感じがしたけど」「それにしてもおいしかったですね」という会話をしながら、セルフとサムが戻ってきた。掃除用具を撤収したスクレとベリックらとすれ違う2人。それを確認したセルフは「そろそろ仕事に戻ります」と言って握手を交わす。マイケルたち4人は侵入時と同じ様にエレベーターで地下駐車場へ。そして同じように後ろのドアからセルフの車に乗り込んで脱出成功。
脱出

戻ってきたマイケルに、サラは調べたことを埠頭で話した。「明らかに偽の通貨で経済が異常になってるの。ただね、どうしても判らないのは、カードホルダー達はエネルギー、物流、財務と、各分野のエキスパートなのに国を滅ぼそうとしてること」「一旦潰した国を再建させることで利益を得るんだろう」「じゃあ、次はどうなるの?」と訊かれたマイケルだったが、答えられなかった。その沈黙の間、サラは話を変え「私ね、バーに行ったの」と告白。"ぬぁにぃ"という感じの顔でサラを見たマイケル。「何も無かったわよ。お酒も呑まなかったし」「もし耐えられないようなら、ここで全部やめてもいい。それが君の為になるなら」「私は平気よ。言わなかったら嘘をついたことになっちゃうでしょ?私は決してあなたに嘘をつかないってことを解っていてほしいから」と言われたマイケルは頷く。「ごめんなさい」と謝ったサラにキスするマイケル。唇が離れた後、サラはマイケルの肩にもキス。
嘘つかないから

相変わらず鳥の本とにらめっこのT-BAG。濡らした事で浮き出てきた図を見ながら、何やらメモを取っていると、トリシェインが「来客よ」と言って、前回のラストでMr.Xingを殺したアジア人をオフィスに通した。「コールファイファーです」と握手の手を差し出したが、そのアジア人はそれに応じない。T-BAGは「あなたはぁ・・・、ジンさん?」と訊いてみる。
コールファイファーですけどぉ・・・

するとアジア人は「ミスター・"シン"はニューヨークに残ってるよ」と言い、T-BAGに促されて座ると、いきなり銃をデスクの上に置いた。そして「あんたは2日前にブツを届けてくれるはずだったよな?何処へやった?」「何を?」「こちとら遠いところをわざわざ来てやったんだ。我慢ももう限界だ。ゲームにするのは、お互いに良くないだろ。シィラはどこだ?」と言われ、少し考えるT-BAG。そして「今は仕事中だし、私が話す事柄が必ずしも正しいとは限らない。最新情報はどうなってます?」と誤魔化しつつ探りを入れる。「最新情報だぁ?今日中に渡せば約束どおりの金額を払ってやる。だが、明日になれば50%、明後日なら25%、明々後日なら・・・、俺はあんたの脳に弾をぶち込む。それが最新情報だ」という脅しにビビりつつ「判りました」と答えたT-BAG。するとアジア人は拳銃を収めて去っていった。引きつった笑顔で見送ったT-BAGは、すぐに鳥の本を開き"ScyllA"の文字があるページを確認。帰っていくアジア人の後姿を見ているトリシェインの手には、ベリックが置いていった電話番号のメモ。そのメモとT-BAGのオフィスを交互に見ている彼女だった。
アジア人

うな垂れているグレッチェンのいる拷問部屋に部下がやってきた。ワイアットが置いていったバケツを片付けようとした部下を蹴り飛ばすグレッチェン。倒れた部下の首を足で挟み、抜いてあった釘を彼のこめかみにグサリ!大声を上げて絶命した部下から手錠の鍵を取って、手錠を外す。自由になった両手でダクトテープも剥がした。当然、逃げたでしょう。
釘刺しました

「送ったビデオの解析結果は見たか?」と電話でマイケルに確認してるセルフ。「3人のカードホルダーのやつか?」「そうだ。そのうちの2名の名前と住所が割れた。まずは彼らを捕まえよう」というセルフ。マイケルはサラを呼び、送られてきた画像をローランドのPC画面で3人が確認する。そこにはジェネラルの画像。「このジェネラルだけは、全く以って判らん。まるで幽霊だ」というセルフ。ジェネラルの画像を見たサラは何か思い当たったようで、「パナマで人質にされてた時、グレッチェンが隣の部屋で電話で話しているのが聞こえたことがあるの。彼女は何か命令されてたわ。そして彼女は相手の事をジェネラルって呼んでた」「任務の担当者か?」「ううん、カンパニーのトップって感じだったわ」
聞き覚えがあるの

「あの時にグレッチェンは殺しましょうって、助言しましたよね」とワイアットがジェネラルに言う。"失敗だったかなぁ~"というような表情をするジェネラルだが「彼女は戻ってくる。彼女はいつもそうだったから」と言う。「だといいですけどねぇ」とワイアットが答えたところで、部下が入室してきて「国保省の誰かがあなたの画像を検索したようです。元画像を入手できたかどうかまでは、まだ判りませんが・・・」と告げた。「誰だ?」と訊くジェネラル。「彼の名前は、ドン・セルフです」と答えた部下。
部下

検索された~?


ってなところで来週・・・っていうか、今週ですね(笑)


まだまだ謎が散らばってる感がある中、Executive Producerのマット・オルムステッドが、打ち切られるかもしれない可能性を認めちゃってますよねぇ。もし最悪そうなれば、おそらく残りは8話しかないわけで・・・。まぁそうならないことを祈るだけですけど・・・。

これを観てる殆どの人がシーズンを続けて観てるんでしょうけど、もしこれを初めて観る人がいるとしたらイマイチ面白くないかもしれないですね。観続けている我々は、これまでの意外な展開をしってるからこそ、期待して観られます。でもそうは言っても、今のところ意外な展開も無く、作戦も途中に何かあるものの、それは大したことではないので、観続けている人にとっては物足りなさを感じちゃうかもしれないですね。それが低視聴率の原因なのかも・・・。

それはさておき、カンパニー側にセルフの存在がバレちゃいましたねぇ。こうなるとセルフが死ぬのは時間の問題でしょうか。それと別行動を取ってるマホーン。ワイアットまで辿り着く前に、次週は捕まっちゃうみたいです。

そして、勝手な勘ぐりかもしれないんですが、未だにサラの怪しさが取れないんですよねぇ。「言わなかったら嘘をついたことになっちゃうでしょ?私は決してあなたに嘘をつかないってことを解っていてほしいから」っていうセリフが、どうも伏線にしか聞こえない私は疑いすぎですかね(笑)

マイケルは13歳の時に、何か大病を患ったんでしょうか。リンクは多分、サラに相談すると思うんですけど、マイケルの鼻血はやっぱり気になります・・・。

第6話「Blow Out」へ Go!

さて、もう明日になっちゃいますが、↓は6話の予告です。



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